延長戦で決勝への切符を手にしたINAC神戸の松田監督「最後はハードワークの部分で相手に勝っていた」《皇后杯》

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▽23日に味の素フィールド西が丘で皇后杯準決勝のベガルタ仙台レディースvsINAC神戸レオネッサが行われ、1-1で迎えた延長戦の末に3-1でINAC神戸が勝利した。

▽試合後の会見に出席したINAC神戸の松田岳夫監督は、次のように試合を総括した。

◆松田岳夫監督(INAC神戸レオネッサ)

――試合を振り返って

「難しい試合になることは選手もスタッフも認識していた。1点を争う試合になることを想定してプランを立てた。良い時間に得点を奪えたことで有利に前半は勧められたが、その1点を守るのか、さらに1点を奪うのか。取りに行こうと送り出したが、相手のプレスに負けて怖がり、繋げずにリズムを悪くした。今年に入ってボールを繋ごうとしてきた中で、最後のプレッシャーがかかった中でやり切れなかった。それが延長に入った要因。ハードワークする部分は延長でも落ちずにプレスかけて相手の背後に走れた。最後はハードワークの部分で相手に勝っていたのかなと思う。この勝利でみんなに自信がついた」

――試合終了間際にケガした福元選手の状況について

「検査はしていますが、画像を見て、ちゃんと検査しないとわからない。本人は、痛さはないと言っているが総合的に判断したいと思う」

――途中出場の京川選手がゴールを奪ったが、投入の意図と評価は

「本来、スタートから出るべき力はある。対戦相手を考えてどう彼女を生かすか。本来は左サイドが多いが、そこは今日の試合で道上を使った。京川の良さは左サイドの突破、真ん中もできてFWもできる。途中から、あらゆる場面を想定して、投入できるポイントだと思って起用した」

――若手に求める部分は

「身につけている技術や判断力は高い。ただ、フィジカル部分で単純に走ることだけでなく一対一のあたり。相手と一対一で、自分にボールが転がるそこ部分で弱さがある。プレーは良いものがあるのに発揮できず、プレッシャーがあればなおさらできない。持っている技術を発揮しきれないのは若い選手に共通している。持っているのだから出せば良いが、やりきれないことに私自身もジレンマを感じている」

――2年連続同じ対戦相手となるが

「相手がどこでも、やりにくくもあり関係なくもある。一戦一戦戦った中での最後の2チーム。ここまでこられたこと、さらにここから勝たなければと気が引き締まる。戦いにくいとは感じない。相手ではなくまずは自分たちのサッカーをやること。連覇も考えていない。一戦一戦やった結果」

「昨年は澤の引退もあり、みんなの澤への思い、澤からみんなへの思い。それがあの結果につながったと思っている。昨年の優勝と、これから勝ち得ようとしているものは同じだが、チームが成長した証だと思う。そこにこだわって勝ち切りたい」