声優を務めた神木隆之介(右)と上白石萌音

写真拡大

 日本のみならずアジア圏でも記録的なヒットを飛ばしている新海誠監督作の長編アニメーション「君の名は。」の大合唱上映会が12月23日、東京・新宿バルト9で行われ、新海監督をはじめ声優を務めた神木隆之介と上白石萌音が舞台挨拶に出席した。

 合唱、応援、コスプレOKの上映会なだけに、客席の熱気は終始最高潮。登壇陣も観客とともに上映を堪能しており、神木は「初めて参加しましたが、楽しいっすね〜! 僕もひとりのファンとして歌っていました」と声を弾ませ、上白石も「ライブ会場に来ている気持ちになって、本当にこの映画に携われて幸せです」と顔をほころばせる。一方の新海監督は、「泣かせるために設計したシーンが、泣けないようになっていましたね(笑)。皆さんとても訓練されていて、口噛み酒のシーンでの一気コール、何で皆さん(コールが)合うんですか?」と目を丸くしていた。

 日本では12月22日時点で累計観客動員約1620万人、興収約210億円に到達し、中国とタイでも新記録を樹立。周囲からの反響を聞かれた神木は、「映画館にひとりで見に行った時、同級生に会いました。席が近かったので一緒に見ましたが、すごく嬉しかったですね」と目を細める。学校で「三葉」と呼ばれることもあるという上白石は、「『君の名は。』のLINEスタンプで、『お前は誰だ』といっぱい送られてきます」と笑った。

 そして新海監督は、「ちょうど1年前に製作発表。あのころは、ここまでになると一切想像していませんでしたから、今年は不思議な年でした」としみじみ。穏やかな口調で「ディズニー、ピクサー、ジブリ作品が大台を超えるのを何度も見てきましたが、自分たちの作品がそこまでいくことはないと思っていたし、別の世界の話だと無意識に感じていました」と述べ、「しかし僕たちも、そうした作品をつくることができるというのを、この作品で教えてもらった気がします。映画界全体にとって、少しいいことが出来た。そんな風に思えた年でした」と胸を張っていた。

 さらに神木&上白石が、劇中の瀧と三葉のセリフ「入れ替わってる!?」を生で披露することに。2人は「どんなセリフだっけ?」「どっちが先だっけ?」とあたふたしていたが、新海監督とともに「ブレス(息継ぎ)大事にね」など打ち合わせた。いざ声を合わせて「夢のなかであの男の子と」「夢のなかであの女と」「入れ替わってる!?」と叫ぶと、約350人の観客は大喝さいを送っていた。