日本には古代中国から伝わった様々な文化が存在しているが、中国メディアの今日頭条が20日付で掲載した記事は、京都を「日本に盗み去られた中国の古都」と称して、その有り様はまさに中国唐朝の都市「洛陽」そのままであると説明している。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本には古代中国から伝わった様々な文化が存在しているが、中国メディアの今日頭条が20日付で掲載した記事は、京都を「日本に盗み去られた中国の古都」と称して、その有り様はまさに中国唐朝の都市「洛陽」そのままであると説明している。

 記事は、河南省洛陽市が古代中国の複数の王朝によって都とされた都市であり、またかつて栄華を極めたものの、多くの戦火により損傷を受けたため現在もはやかつての面影はないと説明。しかし、「洛陽は実は日本にも存在している」とし、それは1000年以上の歴史を誇る京都であると紹介した。

 記事は京都について、日本が1000年以上前に中国の洛陽をまねて建造した都市だと説明、本来は「長安」と「洛陽」の2つの都市を建造する計画だったが、洛陽の部分だけが建造されたものが京都であると紹介した。

 さらに京都の都市デザインは中国の唐朝とほとんど同じであるとし、「1000年の時が経過した現在でも、洛陽の風光は優雅に存在している」と京都を絶賛。また多くの中国人が憧れる唐朝の古都がここにあると説明し、まるでタイムスリップしたかのような錯覚さえ起こさせると表現した。

 また記事は山水のある京都の美しい景色は訪れる人の心を本当に楽しく、落ち着かせると絶賛したが、京都のあちこちで「洛陽」の漢字を見かけることができるという点も紹介。洛水と名付けられた抹茶が販売されているほか、洛食という名で食事を提供しているレストランも多いと説明。洛BUS、洛禅などの名を冠するサービスも存在すると紹介した。

 「日本に盗み去られた中国の古都」という記事の表現には、古代日本が中国の古都を模倣したことに難癖をつけようとする趣旨は一切含まれていない。むしろ記事が強調しようとしているのは、京都がまさに古代中国の洛陽のいわば「生き写し」であり、1000年という気の遠くなるような年月のなかでも、日本が中国人にとっても値の付けようがない宝ともいえるこの都市を失わずに保存してきたことを絶賛している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)