看板商品の「マジドゥショコラ」(単品450円〜)は全6種類を展開。ぜひ数フレーバーを食べ比べ、カカオの個性を感じてみよう!

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スイーツ激戦区として知られる東京・自由が丘に、12月17日、注目のチョコレート専門店がオープンした。「マジドゥショコラ」は、カカオ豆を板チョコレートにするまでの全工程を手がける“ビーントゥバー”にこだわる一軒。店名には、「チョコレートの魔法で世界中を笑顔にしたい」という、松室和海オーナーシェフの願いが込められている。

【写真を見る】世界初のカカオ豆コーヒー「カカオプレッソ(ホット)」(810円)。上の層はカカオの油分

「チョコレートの原料であるカカオ豆は、とても繊細な生き物です。僕は輸入したカカオ豆の個々の状態を把握し、個性を最大限に引き出すチョコレートを作ります」と松室シェフ。仕入れたカカオ豆の発酵状況を確認し、大きさを選別するところから始まり、砂糖を入れるタイミング、ローストする時間を秒単位で調整するなど、細部にまで余念がない。

今回の取材では工房に入り、カカオ豆がチョコレートになるまでの過程を説明していただいたが、なかでも電動石臼でカカオ豆を挽く作業が印象的だった。長くて1週間、石臼を回し続けることで、食感をなめらかにしたり、酢酸を飛ばしたりすることができるという。1週間で完成する板チョコレートは、たったの40〜45枚ほど。時間と根気のいる作業なのだ。

■ カカオに関わるすべての人に笑顔を

同店で使用されているカカオ豆の輸入先は、約20カ国。その多くが発展途上国であり、現地の子どもたちは学校へ行けず、農園の手伝いをしているのが現状だ。“フェアトレード”と呼ばれる取引方法では、生産者と輸入元の間に多くの業者が入るため、生産者がほとんど利益を得られないケースも多いという。そのため、同店では生産者と直接取引する“ダイレクトトレード”を採用している。

チョコレートを食べる人だけでなく、生産者など周囲の人々も笑顔にしたい。そんな想いをもとに松室シェフが生み出す商品は、実に多彩なラインアップ。看板商品は、半生のチョコレートケーキ「マジドゥショコラ」だ。スフレから着想を得たオリジナルのチョコレートケーキで、軽くなめらかな口当たりと、芳醇な味わいが特長。よりカカオ豆の個性をわかりやすく出すため、水分の多いスフレタイプの商品を考案したという。洋菓子だけでなく、和菓子やパンの技術も取り入れているそうだ。

種類はベーシックな「タンザニア75%(ビター)」「ガーナ63%(スイート)」「パプアニューギニア35%(ミルク)」(各450円)に加え、フレーバー商品「オランジュ」「宇治抹茶」「グリオッティーヌ」(各480円)の計6種類を展開する。

その他、“第4のチョコレート”として話題のブロンドチョコレートに、カカオ分55%のチョコレートを組み合わせた2層の生チョコレート「NO.4(ナンバーフォー)」(8個入り1080円〜)や、サクサクのクッキーで口どけの良いチョコレートをサンドした「マジドカカオ」(単品410円〜)も見逃せない。

さらに、店内にはイートインスペースが設けられており、世界初の“カカオ豆コーヒー”をはじめとしたカフェメニューも提供している。カカオとコーヒーを同時に抽出する「カカオプレッソ(ホット)」(810円)は、まろやかな中にもガツンとした酸味と苦味が感じられる、濃密な味わいが魅力。

その他にも、ビーントゥバーのチョコレートを使用した本格的なチョコレートドリンク「ホットチョコレート」(720円)や、2種類の産地のチョコレートを用いた「ソフトクリーム」(620円)など、充実した品ぞろえだ。

松室シェフの熱い想いが詰まったチョコレートは、大切な人に笑顔の魔法をかけてくれるはず。自分へのご褒美はもちろんのこと、年末年始の手土産やバレンタインのギフトにもぜひおすすめしたい。【ウォーカープラス編集部/水梨かおる】