起業家として躍進、女優ジェシカ・アルバの2017年への期待

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ハリウッド女優で起業家のジェシカ・アルバにとって、2016年は試練の年となった。

2011年に創業した環境にやさしい家庭用品ブランド、オネスト・カンパニー(The Honest Company)が17億ドル(約1,900億円)企業に成長する裏で、洗剤を含むいくつかの商品の成分表示をめぐる訴訟を起こされたのだ。今年10月、フォーブスの「アンダー30サミット」に登場したアルバは、観衆に向かってこう宣言した。

「私たちの商品を買い続けてくれる人たちが大勢います。起業家にとって大事なのは、困難に直面しても、それに振り回されないことです」

オネスト・カンパニーの勢いは、2017年も止まらない。この11月、アルバはフォーブスのポッドキャスト番組「Million$」のシーズンフィナーレに出演し、新しい洗剤を来年発売することを発表した。

新商品は、裁判で問題となった合成化学物質「ココアルキル硫酸ナトリウム」を排除したもので、約2年前から開発していたという。

「新しい界面活性剤を使った、これまでにない保存剤システムの人体への安全性テストを行っているところです」

人々の生活の全てに関わりたい

またアルバは同番組で、オネスト・カンパニーを立ち上げた時のエピソードも披露した。自身の妊娠をきっかけに家庭用品の成分を調べるようになり、米国政府の成分規制が欧州諸国に比べてはるかに緩い事実にショックを受けたこと。改善を求めてロビー活動を行ったが、党派争いに巻き込まれたこと。

やりたいことをすべて詰め込んだ結果、約100ページに膨らんだ当初の事業計画書を20ページに整理する過程で、目標が明確になったこと。リーガルズーム(LegalZoom)やシューダズル(ShoeDazzle)といったセレブリティによるスタートアップで数々の実績を持つ起業家ブライアン・リーを共同創業者として引き入れたことで、資金調達がスムーズに進んだことなどだ。

アルバの目標は、会社が急成長した今も変わっていない。

「人々の暮らしのあらゆる側面に関わること、私たちの商品が家庭のすべての部屋にある状況が、最初から変わらない私たちのゴールです。2017年、かつてない規模でそれを実現させます」

アルバはさらに、オネスト・カンパニーにおける女性従業員の躍進について「アメリカの女性は、世界的に見ると多くの機会が与えられている方です。私たちはそのチャンスを活かすべき」とも話した。

本インタビューのロングバージョンはフォーブスの女性起業家をゲストに迎えるポッドキャスト番組「Million$」で配信中だ。