運動するモチベーションを上げるだけでも大変なのに、運動に励む女性たちに新たなバリアが立ちはだかっているんだそう。

コスモポリタンアメリカ版は、<Runner's World>が2,533人の女性と2,137人の男性を対象にして実施した調査を紹介。それによると女性ランナーの43%は口笛、車のクラクション鳴らし、性的な言動などの嫌がらせ行為を体験したことがあるんだとか。一方、男性の96%はこのような被害に遭ったことがないという。

今年、9日間のうちに3人の女性ランナーが無差別に殺害されたことを受け、この調査でも女性ランナーたちが恐怖のどん底にあることを示している。

女性たちの63%は、危険と思われる場所を避けるルートへ、4人に1人はより安全な昼間の時間帯に変更し、50 %以上はランニング中、安全について心配しているという。さらに、高温の日であっても体型を覆い隠すために不必要なウェアを羽織って走り、追跡を避けるために毎日ルートを変える対策もするという、おちおち走ってもいられない状況だ。とある女性警官は万が一に備えて弾丸入りの拳銃を持参してまでいるそう。

ただ、残念ながら女性たちが安全対策を講じたり、加害者に対して強硬な姿勢を取ることが根本的な解決法であるとはいえない。脅かす男性の存在そのものが深刻な問題。走る女性たちに、野次を飛ばす男性たちには、これだけの女性が対策に迫られている調査結果を受け止め、とにかく常識的になってほしいものだ。

※この翻訳は、抄訳です。

Translation:Rubicon Solutions, Inc

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