脳科学者・中野信子は、野田あすかとの共著『脳科学者が選んだ やさしい気持ちになりたい時に聞く 心がホッとするCDブック』(アスコム刊)の中で、野田あすかのピアノの音色を通して、自分のさまざまな気持ちに気づき、見つめなおしてほしいと述べる。

自分のありのままの心や気持ちに気づき、その気づきで自分をいっぱいに満たす「マインドフルネス」。そのことで自分の心がどのようであるかを知り、よりよく生きることにつながると言う。このCDブックには、野田あすかの自作曲10曲が収録されている。

現代社会は、自分の感情を抑えて振る舞うことが「当たり前」とされ、ストレスはたまっていく一方だ。だからこそ、心をありのままに表現したピアノの音色は、私たちの心にダイレクトに響くのかもしれない。

また、両親との共著である『CDブック 発達障害のピアニストからの手紙 どうして、まわりとうまくいかないの?』(アスコム刊)にも、彼女の自作曲が収められたCDが収録されている。
現在、野田あすかはピアニストとしての単独のリサイタルとは別に、母親が「発達障害の娘との30年」というテーマで講演をして、野田あすかが演奏をするという依頼が増えているという。

来年3月16日には、浜離宮朝日ホールでのコンサートが決まった野田あすか。3月18日に同じ浜離宮朝日ホール公演のチケットは即日完売となり、16日に追加公演が行われることになった。

何かとストレスの多い毎日の中で、彼女のピアノの音色はそっと心に寄りそってくれる支えになるはずだ。

(新刊JP編集部)

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