<未婚・晩婚が社会問題化している。30〜40代の独身男性から悩み相談を受けてきた人間関係コンサルタントの木村隆志氏によれば、鉄板だったはずのスーツ姿ですら、オッサン姿の象徴として見られる危険性が出てくる>

 未婚・晩婚は、日本社会を物語るキーワードとなった。結婚するか否かは個々人の選択であるにもかかわらず、日本の人口減少とも関わることから、社会問題と化している。高い生涯未婚率がニュースとなり、いまや自治体が婚活を支援する時代だ。

 これまでに5000人を超える30〜40代の独身男性から悩み相談を受けてきたという人間関係コンサルタント/コラムニストの木村隆志氏は、新刊『独身40男の歩き方』(CCCメディアハウス)でリアルなエピソードと具体的なノウハウを紹介。約260万人に上る日本の40代独身男性に向けて、人生を充実させるためのさまざまなヒントを提供している(目次はこちら)。

「これから恋愛・結婚をするもしないも『自由』。仕事、趣味、友人関係のどれに重点を置くかも『自由』。お金の使い方もファッションの選び方も、健康に対するスタンスも『自由』。そんな独身だから得られる数々の自由がある中で、どんな選択をしていくのか?」と、木村氏は「はじめに」で問いかける。

 ここでは本書から一部を抜粋し、5回に分けて掲載する。第2回は「第6章 ファッション」より。


『独身40男の歩き方』
 木村隆志 著
 CCCメディアハウス

※シリーズ第1回:40代未婚、不意に夢や子どもをあきらめる瞬間が訪れたら?

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スーツが似合わなくなった。サイズ、シャツ、ネクタイ、革靴、すべてがダサくなる


 男女を同じ年代で比べると、男性のほうが圧倒的に見た目の劣化が早い。

 女性は10代のころから見た目を気づかっているほか、鏡を見る回数が多く、化粧という技もある。長年こまごまとケアをしながら40代を迎えるため緩やかな下り坂だが、男性はケアを怠ってきただけに急な下り坂。ここまで書いてきたように、顔や体形の劣化に伴って、似合う服の幅が極端に狭くなってしまう。

 なかでも、「これさえ着ておけば何とかなる」鉄板だったはずのスーツが似合わなくなるのは痛いところ。そもそもスーツは、上下のセットアップ+ネクタイのみの超単純コーディネートであり、襟や折り目などの縦ラインが強調され颯爽とした印象を与えられるなど、大半の男性が似合うアイテムだ。実際に、「私服がダサくても、スーツのときはそれなりにモテた」という人も多いだろう。

 しかし、顔と体形の劣化によって、20〜30 代のころは「カッコイイ」と言われていたスーツ姿ですら、オッサン姿の象徴として見られてしまうようになる。

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部