<今年1月、記録的な大雪となったニューヨークの街をスノーボードで疾走する動画が人気を呼んだユーチューバーのケイシー・ナイスタット氏が、今度はサンタクロースになってドローンで空を飛んだ>

 世界で初めて、ドローンがヒトを持ち上げ、空中で移動させる姿を撮影した動画が世界各地で話題となっている。

 「Human Flying Drone」と名付けられたこの動画は、フィンランド北部ラップランド地方のサンタクロース村(Santa Claus Holiday Village)を舞台に、サンタクロースに扮した人気ユーチューバーのケイシー・ナイスタット(Casey Neistat)氏が、ドローンに引っ張られながら、スノーボードで雪上を滑ったり、空中を舞ったりする様子をおさめたもの。スピード感あふれるダイナミックなアクションの数々に、思わず惹きつけられずにはいられない。

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 ナイスタット氏は、ナイキをはじめとする大手企業のテレビコマーシャルや米ケーブルテレビHBOの番組を手がけた実績を持つ一流の映像監督でもある。彼は、創作者のリアルな表現をそのまま発信できるソーシャルメディアに新たな可能性を見いだし、近年、活動の場をソーシャルメディアに移してきた。動画共有アプリを開発するスタートアップ企業「Beme」の共同創業者に名を連ねるかたわら、動画ブロガーとしてユニークな動画をYouTubeに毎日配信。とりわけ、記録的な大雪となったニューヨークの街をスノーボードで疾走する動画「SNOWBOARDING WITH THE NYPD」は、2016年1月の公開以来、1,560万回以上も再生されている。

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 ナイスタット氏は、現在、ひとつの転機を迎えている。米ニュース専門放送局CNNが、2016年11月28日、「Beme」を買収。ナイスタット氏自身も、600万人を超える公式YouTubeチャンネル登録者に惜しまれつつ、2016年11月、動画ブロガーからの"卒業"を宣言した。2017年以降、ナイスタット氏とCNNとの間で、何らかの共同プロジェクトがスタートするのではないかと見られている。

 「Human Flying Drone」は、トナカイの代わりにドローンに先導させる"21世紀のサンタクロース"となったナイスタット氏から、世界中のファンに向けた、とっておきのクリスマスプレゼントなのかもしれない。

松岡由希子