「ダンケルク(原題)」ビジュアル (C)2016 Warner Bros. All Rights Reserved.

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 鬼才クリストファー・ノーラン監督が初めて実話の映画化に挑んだ「ダンケルク(原題)」の日本公開が2017年9月に決定し、あわせてビジュアルと特報映像が公開された。本作のベースとなったのは、史上最大の救出作戦と呼ばれる「ダンケルク作戦」。ビジュアルと特報映像ともに、救出作戦が遂行された戦地の絶望的な状況を垣間見ることができる。

 「ダンケルク作戦」は1940年5月から6月にかけて行われ、ドイツ軍に包囲された英仏連合軍約40万人の兵士たちを、860隻の船舶で仏ダンケルクから英国本土へ撤退させようとした救出作戦を指す。製作・脚本も兼ねるノーラン監督が、「インセプション」「ダークナイト ライジング」に続いて3度目のタッグとなるトム・ハーディ、「ブリッジ・オブ・スパイ」で第88回アカデミー賞助演男優賞に輝いたマーク・ライランス、監督としても活躍するケネス・ブラナー、ノーラン組の常連キリアン・マーフィらを起用し、第2次世界大戦で展開された作戦の真実を描く。

 連合軍兵士たちの救出に協力する市民役を演じたライランスが、「これまでになかった展開の素晴らしい映画になる。いきなり観客を戦争のド真ん中へ連れて行く」とコメントを寄せるように、公開されたビジュアルも戦地の悲惨な様子がストレートに伝わる仕上がり。無数のヘルメットが転がる浜辺に立つ兵士が、炎上しながら荒波に沈んでいく戦艦、宙を舞う戦闘機を呆然と見つめているという光景を切りとっている。

 映像は、ダンケルクの街を歩く兵士たちの頭上に、ドイツ軍がばら撒いたビラが舞い落ちるシーンから始まる。ビラに書かれていたのは「包囲した、降伏せよ」という警告文。地上戦を止め、空からの一斉攻撃に切り替えたドイツ軍が、なす術のない連合軍兵士たちを殺害していくという場面が連続する。「カチカチ」と時計が針を刻むような音が重なり、差し迫る全滅への緊張感をあおる一方、「我々が助けねば」と決意し、前代未聞の救出作戦へと踏み切った男たちの姿も映し出される。

 「ダンケルク(原題)」は、17年9月から全国順次公開。