古代エジプト人の造船に関する構想図(LiveScienceサイトのスクリーンショット)

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 3800余年前のセンウセルト3世(Sesostris III) ファラオ時代の古代建造物から、百以上の古代船の壁画が発見され、当時の木造船作りの状況が忠実に表されており、多くの人が関心を寄せた。

古代造船に関する詳細が壁画に記されている(LiveScienceサイトのスクリーンショット)

 

 発見された場所はナイル川中流西岸に位置する古代エジプトの聖地アビドス(Abydos)で、壁画の図案は考古学的には「タブロー(tableau)」と呼ばれる。最も大きいものは153センチに達し、「大型、精巧に装飾された船」が描かれており、マストや帆、綱具、甲板、船倉、方向舵、オールだけでなく、漕ぎ手までが細かく描かれたものもある。また、最も小さいのは10センチしかないが、いずれ重要な情報が含まれているとペンシルバニア大学ジョセフ・ウェグナー(Josef Wegner)氏が学術誌「海洋考古学国際ジャーナル(International Journal of Nautical Archaeology)」に発表した研究報告の中で指摘している。

壁画の数は120を超えている(LiveScienceサイトのスクリーンショット)

 

 一方、壁画の作者や絵を描いた理由などがまだ分かっていないことから、ウェグナー氏は「われわれはこれらの発掘物に基づき、現在では結論を出すことができない」と表明した。

(翻訳編集・紫蘇)