ついに「タンス預金」が78兆円に!詐欺や空き巣に注意

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タンス預金が増え続け、約78兆円にもなったことが分かり衝撃が広がっている。

家計の金融資産、78兆円が現金

日本銀行は19日、2016年第3四半期の資金循環(速報)を発表した。

それによると、個人(家計)が持つ資産は総額1752兆円で、そのうち現金・預金は約916兆円。

「日本銀行」参考図表

その内訳は「現金」が約78兆156億円、「流動性預金」が374兆6284億円、「定期預金」が458兆1068億円、「譲渡性預金」が245億円、「外貨預金」が5兆2326億円。

手元に置かれている現金、いわゆる「タンス預金」が増え続けている。

なぜ、タンス預金が増えるのか?

なぜ「タンス預金」が増え続けているのだろうか?

金融庁によると金融商品を選択する時に、リスクを最も嫌う人は自分の手元にお金を置いておく「タンス預金」という方法をとると考えられるという。

また、投資の収益率が極端に低下しているときにタンス預金をする人が増える傾向も。

日銀が3月にマイナス金利を始めたのを受けてタンス預金が急増し、自宅用金庫の売れ行きが急激に伸びた。さらに、マイナンバーと預金の紐づけに抵抗を持ってタンス預金をしている人もいるようだ。

ネット上には「空き巣怖くない?」という声

タンス預金が78兆円に増えたことを受けて、ネット上にはさまざまな反響が。

驚く声や日本経済の行く末を心配する声と共に、「インフレ」や「盗難」などを懸念する声がよせられている。

タンス預金を狙う「詐欺」や「空き巣」に注意

近年、タンス預金の増加を受けて、タンス預金を狙う詐欺や空き巣が増えており問題となっている。

今年1月には栃木県で正月旅行に出かけていた医師宅に空き巣が入り、タンスの中に保管していた現金約4500万円が無くなる事件が発生した。

タンス預金を狙った犯罪の増加を受けて、三鷹市や川崎市などは「多額の現金を自宅に保管しないように」「タンス預金は必要最小限に」と呼びかけ。

また、警視庁は多摩信用金庫と覚書を結び、タンス預金をしている高齢者らに注意喚起をしてもらう取組みを新たに始めた。