「ゴ島文学奨」散文部門のグランプリに輝いた夏維沢さん(右)

写真拡大

(金門 21日 中央社)金門県政府文化局主催の文学賞「ゴ島文学奨」の授賞式が17日、県内で開かれ、中国文化大国際貿易学科2年の夏維沢さんが散文部門のグランプリに選ばれた。審査員は、夏さんは大学生ながらも文章は成熟しており、期待の若手だと評価した。(ゴ=さんずいに吾)

受賞作品は「秋日余光」。1958年の金門砲戦に参加した自身の祖父の体験を記録した。夏さんは母親が中学校で国語の教師をしており、幼少期から文章を書くように教え込まれてきたという。2013年には高校生対象の文学賞「余光中散文奨」を受賞している。

小説部門のグランプリは該当者なし。次点の優秀賞には、金門在住の周志強さんと、インドネシア生まれで金門に原籍を持ち、現在は香港在住の黄東涛さんの2人が選ばれた。

同賞の実施は13回目。古くから培われてきた金門の文化を広く伝えるのを目的に行われている。今回はより大きな注目を集めようと、小説部門グランプリの賞金をこれまでの3万台湾元(約11万円)から50万元(約183万5000円)に大きく引き上げた。賞金総額は120万元(約440万円3400円)。応募数は小説部門11件、散文部門82件だった。

(黄慧敏/編集:名切千絵)