岡田准一とともに合唱を盛り上げたピエール瀧

写真拡大

 「永遠の0」の主演・岡田准一と山崎貴監督が再タッグを組んだ映画「海賊とよばれた男」の大ヒット記念舞台挨拶が12月21日、東京・日比谷のTOHOシネマズ日劇で行われ、岡田、山崎監督、共演のピエール瀧が出席。この日は、観客約600人が劇中の社歌を合唱する企画が実施された。

 百田尚樹氏の同名小説が原作。明治・大正・昭和という激動の時代を舞台に、出光興産の創業者・出光佐三氏がモデルとされる主人公・国岡鐵造(岡田)が、石油事業を通じて荒廃した日本に大きな勇気と希望を与えていく姿を描いた。21日時点で累計観客動員は70万人を突破した。

 恥ずかしそうに小声で歌う観客に対し、岡田は劇中の国岡ばりに「腹から声出さんかい!」と叱咤激励。この鼓舞と瀧の指揮が功を奏し、観客が歌詞の合間に「岡田く〜ん!」と声援を送るひと幕も見られ、合唱は大盛り上がりのうちに終了した。岡田は「撮影から1年以上経っていますが、この曲のまっすぐな歌詞とメロディを未だに覚えています。心に響きます」と目を細め、「レコーディングは俳優陣が集まって歌いましたが、ピエールさんが仕切っていました」と明かす。瀧は、その理由を「俳優さんたちは歌になると後ろに下がっていくんですね。その後、用事があったから、終わらないとしんどいと思ったから」とひょうひょうと説明していた。

 観客とのティーチインも設けられ、国岡の20〜90代を演じ分けた岡田に「次に挑戦したい役は?」と質問が寄せられた。今作のほか「蜩ノ記」「軍師官兵衛」など、過去の人物に扮することが多かった岡田は、苦笑交じりに「現代人がやりたいです」とポツリ。「現代人をなかなか演じられていないので、自分でも危ないと思っています。でもオファーがないので……。現代人役を待っています」と語り、客席を沸かせた。

 また岡田は、2016年は今作の撮影・プロモーションに大わらわだったそうだが、「監督に『ともに戦おう』と言ってもらえてから1年。携われたことを嬉しく思っていますし、来年もまだこの映画は続きます。この航海が、いい結果につながるよう願っています」と充実の面持ち。山崎監督も「今年は『海賊』の撮影から始まり、CGや編集でずっと『海賊』一色でした」と振り返り、「また違う作品が始まりかけていますので、映画をつくり続けられることを感謝しながら、作品づくりに向かっていきたいです」と真摯に話していた。