息をのむような映像が連続 (C) 2015 Meru Films LLC All Rights Reserved.

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 「ナショナル・ジオグラフィック」誌で活躍する山岳カメラマンのジミー・チンが自らの登頂記録を映画化し、第31回サンダンス映画祭(2015)で観客賞を受賞した「MERU メルー」のインタビュー映像が、公開された。チンの妻であり、本作の共同監督を務めたエリザベス・C・バサヒリィが登場する。

 チン、コンラッド・アンカー、レナン・オズタークといった著名なクライマー3人が、“世界一の壁”と呼ばれるヒマラヤ・メルー峰シャークスフィンの登頂に挑戦。断崖絶壁にテントを張って休息をとり、雪崩や吹雪、さらには不慮の事故と戦いながら標高約6250メートルを目指した過酷な旅の一部始終を、主観映像を交えてドラマチックに映し出す。

 ドキュメンタリー監督としても活躍するバサヒリィは「登山を知らない人でも物語に共感できるように手助けしたいと思ったの。多くの人に見てほしくて。山に潜む危険はすごくわかりやすいんだけど、これは人間のストーリーでもある。色々な決断をしながら彼らは前へ進んでいく。そこに胸を打たれる」と語る。チンは、「僕たちの世界に客観的な視点を与えてくれた」とバサヒリィの手腕をたたえている。

 映像には、イベントに登壇した際の模様も収められており、チンが「あの登山で1番怖かったのは、氷点下30度で大きな手袋をしてカメラからカードを取り出した瞬間だ」とジョークを飛ばして観客の笑いを誘う場面や、拍手喝さいを受ける姿が切り取られている。

 「MERU メルー」は、12月31日から全国公開。