冬の寒い季節に大変重宝するインスタント食品と言えばカップ麺を差し置いて他にあるまい。豊富なバリエーションでしかもお手頃な価格が魅力的なうえ、物足りなければ、お冷ごはんや焼いた餅を投入して炭水化物リッチな食事を堪能することもできる。中国大陸や台湾でも日本のカップ麺に対する人気は高く、「日本のカップ麺は安くてうまくてずるい」といった声もしばしば聞かれる。(イメージ写真提供:123RF) 

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 冬の寒い季節に大変重宝するインスタント食品と言えばカップ麺を差し置いて他にあるまい。豊富なバリエーションでしかもお手頃な価格が魅力的なうえ、物足りなければ、お冷ごはんや焼いた餅を投入して炭水化物リッチな食事を堪能することもできる。中国大陸や台湾でも日本のカップ麺に対する人気は高く、「日本のカップ麺は安くてうまくてずるい」といった声もしばしば聞かれる。

 台湾メディア・聯合新聞網は19日、これまで「台湾のカップ麺が最高」と思ってきた台湾人が、物価の上昇とともにカップ麺の値上がり、価格維持のための材料コストダウンに直面し、コストパフォーマンスが高い日本のカップ麺を羨むようになったとする記事を掲載した。

 記事は、ある台湾のネットユーザーが現地の掲示板サイトPTTで、老舗ブランドの肉入り麺が79台湾ドル(約290円、以下ドル)で売られていたことに対して「この値段なら外で牛肉麺や酸辣麺、ザーサイ肉麺が食べられる。南部なら肉の塊が入った牛肉麺だって行ける」と不満をこぼしたことを紹介。さらに「先週日本に行ってきたが、日本のカップ麺の値段は非常に市民思いであり、しかもおいしい。台湾のカップ麺はどうしちゃったんだ」と書き綴ったことを伝えた。

 そのうえで、このユーザーが示した「日本のカップ麺」が、価格100円の「大量のニラが添えられ、味は担々麺に近い台湾風味麺」、そして価格89円の「大きなお揚げが乗った麺」であることを画像付きで紹介している。前者はイオンのプライベートブランド「トップバリュ」の期間限定商品「台湾ラーメン」、後者は日清の「どん兵衛」だ。また、マルちゃんの「白い力もちうどん」の姿もある。

 記事は、このユーザーの不満に対して「台湾の物価が安いというのはジョーク」、「値段が高いのはまあいいとして、問題はどんどん不味くなっていること」、「台湾のカップ麺はすぐのびちゃう」といった賛同の声が寄せられる一方、「これはノンフライ麺だから79ドルもするんだよ」、「レトルトだからじゃないか。日本の多くは粉末スープだし」、「高くても、日本で食べられない味だから台湾のカップ麺を日本に持って行く留学生もいる」と言った反論も見られたと伝えている。

 そして、「日本で89円で売られているカップ麺も、台湾に輸入されれば89ドル(約326円)、もしくは、それ以上の値段になる」と指摘。ちょっとコストパフォーマンスが悪くとも、やはり台湾では台湾本土のカップ麺を食べたほうがいいかもしれない、と結んだ。

 問題となった79ドルのカップ麺が並ぶ棚の上には、35ドル(約128円)の「桶面」すなわち大型カップ麺が陳列しているのが画像から見える。そして、79ドルのカップ麺は、味に定評のある台湾の高級カップ麺ブランド「満漢大餐」の商品だ。日本にも売価200円超えの高級麺はあるから、絶対的な価格としては日本のカップ麺がとても安い訳ではない。ただ、全体的な物価や所得水準を考慮すると、やはり日本のカップ麺のほうがより「庶民の味方」ということになるのかもしれない。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)