旧連邦事務局ビルは、イギリスのビクトリア様式、イスラムのムーア様式、インドのムガール様式の融合  したデザイン

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 マレーシアへの旅を紹介する第3回目は、クアラルンプール(KL)の楽しみ方を紹介する。マレーシアの多彩な文化を感じるには、まずムルデカスクエア(独立広場)へ行ってみよう。ムルデカスクエアは、独立宣言がなされた場所で、この周辺には歴史的な建物が多く残っている。旧連邦事務局ビルは、イギリスのビクトリア様式、イスラムのムーア様式、インドのムガール様式の融合したデザインで、植民地時代を代表する建物。

【写真を見る】人気の撮影スポット「I LOVE KL」の立体看板

そしてイギリスのコロニアル様式の建物、クアラルンプール・シティ・ギャラリーは、クアラルンプールの歴史や模型をなどを見学できる。ここには人気の撮影スポット「I LOVE KL」の立体看板がある。クアラルンプールに来た記念に、ぜひ撮影してみよう。

また、ここから東に向かうとすぐ「泥の川の合流地」という意味の「クアラルンプール」という地名の由来となった、クラン川とゴンバック川の合流地点があり橋の上から眺められる。

さらに橋を越えて南側の川岸沿いには、セントラルマーケットがある。市場の中は中華通り、マレー通りなどに分かれており、マレーシア各地のお土産を手に入れることができる。

一方、KLCC(クアラルンプール・シティ・センター)周辺は、高層ビルが立ち並ぶエリア。ここには、クアラルンプールを代表する2つのタワーがある。1つはKLタワー(メナラKL)、もう1つはペトロナス・ツイン・タワー。KLタワーは、高さ421mの京都タワーと似たデザインの上部がドーム型になっている通信タワー。

ここでの新しい楽しみ方は「Skybox」というオープンデッキで、タワーに2か所ある。これは全面ガラス張りの箱で3人まで同時に入れるもの。ガラス越しに見える景色、特に足元を見るのはかなりの勇気がいる。タワー上部には、展望台、レストランなどが入っており、その他、KLタワーの敷地内には、水族館や動物園、upside down houseという家がさかさまになったアトラクションもあり楽しめる。

もう1つのペトロナス・ツイン・タワーは、高さ452mでオフィスビル、コンサートホールや、高級ブランド店、伊勢丹などが入ったショッピングセンターが入っている。日本と韓国の建築会社によって建造された2つのビルが、370mの高さにあるオブザベーションデッキでつながっていて見学できる。

こちらのタワーを眺めるのにぜひおすすめしたいのが、KLCC公園を挟んだ向かいにある建物クアラルンプールシティセンター(KLCC)内にある、トレーダースホテル(TRADERS HOTEL)の33階にある「スカイバー(SKYBAR)」。ここは中央にスイミングプール、プールサイドの座席には大きな窓があり、食事やアルコールを楽しむことができる。マレーシアの雑誌でマレーシア最高のバーに選ばれたことのある、ペトロナス・ツイン・タワーがとてもよく眺められるバー。プールは19時に終了し、日が沈むとライトアップされたペトロナス・ツイン・タワーを眺めながら食事を楽しめる。土曜にはパーティーが開催され、カウボーイ、アラビックナイトなど毎回違うテーマで楽しめる。3日前から予約可能だが、大晦日はペトロナス・ツイン・タワーで花火があがるので、1年前から予約が一杯だそう。もし誤ってプールに落ちた場合には、「私、濡れました」と書かれたTシャツがもらえる。

もう1つおすすめしたいのが、ショッピング天国であるマレーシアについて。3〜4月は「スーパーセール」、7〜8月は「メガセール」、11〜12月は「イヤーエンドセール」と呼ばれ年3回ものセールが開催され、大変お買い得となる。写真のミッドバレーモール(MID VALLEY MEGAMALL)で、巨大なメガモールが2つミッドバレー駅に直結している。空港からもKLセントラル駅からも行けるので、ぜひおすすめしたい。

クアラルンプール市内の散策については、マレーシア政府観光局でも紹介されている。また、こちらの旅でモデルとなっている、インスタグラマーの山下菜々美さんとSaito Arisaさんのインスタグラムでも、旅の様子が紹介されている。

次回は、島が丸ごとホテルのプライベートリゾート地になっているホテルについて紹介する。【ウォーカープラス編集部/千束】