安川電機は21日、埼玉県入間市のモーションコントロール事業部の入間事業所内に、IoTやAI(人工知能)を活用した最新の次世代生産工場「ソリューションファクトリー」を新設することを決定した。

同事業所内のモーションコントロール工場(1964年に開設)は、各種のサーボモータ・サーボアンプ、コントローラの開発・生産を行っており、モーションコントロール事業のグローバル展開におけるマザー工場として機能している。

このたび新設する「ソリューションファクトリー」は、敷地面積が6,400m2(3,200m2×2階建/延床面積)、工場稼働時期は2018年4月(予定)。最新の自動化技術・設備、そして同社が持つ技術・製品を結集し、主力機種であるΣ-7シリーズの今後の需要増に伴う増産対応を進める。

加えて、中期経営計画「Dash 25」で掲げている安川版インダストリー4.0のコンセプトの実証を進める予定。その取り組みとして、「生産」と「製品」という2つの側面から先進的なものづくりを実証していく。

「生産」においては、自社工場の生産性と品質を追求し、自社の多様なFA機器(サーボ、インバータ、ロボット)をインターネットに接続して制御するIoT技術、またAI(人工知能)などの技術を活用した部品調達の自動化や、生産ラインのチョコ停発生時の自動復旧などを実現させ、顧客の様々なニーズにスピーディーに対応したBTO(Build to Order)生産を確立するという。

一方、「製品」においては、製造装置の進化に応える様々な新製品を開発し提供していくだけではなく、同社の生産モデルラインの構成要素を部分的に切り出した自動化技術を顧客に提案するなど、製品と生産モデルの提供によりさらなる受注拡大につなげていく想定だ。

なお、「ソリューションファクトリー」の新設に合わせ、福利厚生エリアの再整備や緑化事業も予定。これを機に地域社会により深く根ざした企業になるように努めるということだ。

(杉浦志保)