サントメ・プリンシペと断交  総統府、中国大陸を批判/台湾

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(台北 21日 中央社)中華民国(台湾)は21日、アフリカのサントメ・プリンシペと外交関係を断絶した。

総統府は、背景に中国大陸の関与があったと遺憾の意を示し、台湾人民の感情を傷つけ、両岸(台湾と中国大陸)の安定を破壊するものだと批判した。

李大維・外交部長(外相)は、財政難に悩むサントメ・プリンシペから「天文学的な数字」の支援を求められたことが断交の背景にあったと説明。

また、2014年から同国が中国大陸との接触を始めていたことを明かし、「マネーゲームはしたくない」としたほか、福祉の改善には協力するが、財政の改善については台湾の責任ではないと述べた。

サントメ・プリンシペはおよそ2億1000万米ドル(約246億9800万円)の支援を求めたとする消息筋の話もある。

同国との断交により、台湾が外交関係を持つ国は21カ国に減った。李部長は今年7月、一部の国との関係で「不安定要素」があることを認めていた。また、ヨーロッパで唯一国交があるローマ法王庁(バチカン)も中国大陸との関係改善を図っており、外交上の大きな懸念材料となっている。

(呂欣ケイ、葉素萍/編集:齊藤啓介)