20日、中国台湾網が、台湾は日清戦争での血と涙を忘れるべきではなく、あくまでも祖国は中国大陸だとする寄稿文を掲載した。これに対し、中国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられた。資料写真。

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2016年12月20日、中国台湾網が、台湾は日清戦争での血と涙を忘れるべきではなく、あくまでも祖国は中国大陸だとする寄稿文を掲載した。

寄稿者の且十氏は、大阪の真田山陸軍墓地には日清戦争で日本軍の捕虜となり、その後日本で病死するなどしたため日本に埋葬された6人の清国兵士について紹介。うち5人の墓は帰れなかった祖国の方を向いているが、1人の墓は捕虜となった屈辱ゆえに「祖国に顔向けできない」として背を向けているという。

その上で且十氏は、「122年前の日清戦争は中華民族にとって最も悲惨な1ページだった」と表現。この時から中国は列強に割譲され、特に台湾が中国大陸から引き離されてしまったと嘆いた。

しかし、日清戦争後に台湾が日本の植民地となったことで、「祖国を恨み、祖先を否定するのは間違っている」と主張。台湾の悲劇は中国近代史の悲惨な歴史の一部であり、中国がじゅうりんされた縮図なのだとした。

且十氏によると、実際のところ「台湾は祖国に捨てられたわけではない」という。日本が植民地支配を開始する前から、清国は台湾に多くの私塾や書院を開いており、中国大陸の他の省に劣らない完全な教育システムができていたと指摘、清国は台湾を重視していたとした。

しかし台湾では、日本による植民地支配の期間を台湾史における輝かしい期間とする向きもある。且十氏は、こうした人々は日本人が「植民地支配に抵抗した3万2000人以上の台湾人」や「8分の1もの原住民」を虐殺したことには触れないと批判。日台は夫婦のような関係だと表現する人もいるが、実際のところ日本にとっての台湾は妻どころかめかけにも値しない存在であり、沖ノ鳥島の件や日本食品の輸入規制緩和の件を見ればそれは明らかだと主張した。

結論として且十氏は、「台湾の悲劇は日清戦争から始まっており、日本による植民地支配が元凶だ」と主張。したがって台湾が恨むべきなのは、台湾を捨てた中国大陸ではなく「日清戦争で流された血と涙」であるとし、台湾は真田山陸軍墓地に埋葬された清の兵士のように、中国大陸の方向に目を向けるべきだと結んだ。(翻訳・編集/山中)