三菱自動車の燃費計測データ不正問題は、2016年の自動車業界で3大ニュースに入るでしょう。

中でも影響が大きかったのが日産との合弁会社による事業である軽自動車の販売で、このままだと軽自動車の販売台数はリーマンショック後の初の170万台割れの可能性もあります。

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かつてのリコール隠しもあって信頼回復への道は厳しいですが、日産の傘下に入ることで三菱自動車がどれだけの回復を果たせるか注目が集まります。

信頼回復には、真摯な顧客対応はもちろん商品力アップも不可欠です。

2016年12月21日、スーパーハイトワゴンのeKスペースのフェイスリフトを実施し、機能の充実化や新グレードの追加などが図られています。

最大の変化は顔つき。標準車のひと目で最近の三菱車と分かるフロントデザインは、優しげで質感の高さも伝わってきます。丸みを帯びた面構成に加えて、上下分割式のフロントグリルのアッパーグリルにはメッキリングが施されるなど、上質感を演出。

一方のカスタムモデルは、こちらもアウトランダーなどでお馴染みのアグレッシブな印象を与える「ダイナミックシールド」を採用。アッパーグリル、左右ヘッドライトに連続感のあるメッキモール、アッパーグリルにメッキバーが配されることで、ワイド感のあるスタンスが強調されています。

写真を見る限り、カスタムモデルは「やり過ぎ?」と思えましたが、実車を眺めるとスポーティなだけでなくクオリティの高さも感じさせますし、よりキュートになった標準車との違いも明確で、eKスペースシリーズの存在感が増したことは間違いなさそう。

スーパーハイトワゴンは、高級感の演出が欠かせない要素のひとつとのことで、自ら招いた逆風下とはいえ、どれだけ拡販につなげられるか注目です。

価格帯は標準車が123万9840円〜169万200円、カスタムモデルが156万8160円〜193万5360円となっています。

(文/塚田勝弘 写真/小林和久)

三菱・eKスペースが大幅改良でフェイスリフトを実施!(http://clicccar.com/2016/12/21/428417/)