旭山動物園・トボガンのようす/(C)旭川市旭山動物園

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旭山動物園の冬の風物詩といえば「ペンギンの散歩」。そしてもう一つ、ペンギンを間近に観察できる冬ならではの展示に「トボガン広場」があります。

旭山動物園・ぺんぎん館前、トボガン広場/(C)旭川市旭山動物園

「っていうか、トボガンって何?」と疑問に思った皆さん。確かに聞きなれない言葉ですよね。

「トボガン」というのは英語で「小型のそり」という意味で、ペンギンがフリッパー(翼にあたる部分)などを使って腹ばいで移動する動作のこと。

写真の手前側、腹ばいになっていますね。これが「トボガン」。

「トボガン広場」はそんな特徴的な行動を間近に観察できる場所で、豊富に雪が降り積もった時に作られる広場なんです。今年2016年は12/9から開設、積雪がなくなるまで(3月中旬ごろ)の開園期間中は見学できるようになっています。旭山動物園のぺんぎん館では「水の中を飛ぶように泳ぐペンギン」を見られますが、冬になると翼を使って雪上を移動する姿を見られるんですよ。

広場が作られるのは、ぺんぎん館の屋外放飼場前。屋外放飼場と広場は陸橋でつながっていて、ペンギンたちはその橋を渡って自由に行き来できるようになっているんですよ。橋の高さは2.5m、広場の面積は約10m×約5mほどあります。

ただ、ペンギンの散歩と同じく、「トボガン広場」で遊びたいかどうかはあくまで「自由意思」。気が向いたときにてくてくと橋を渡ってくるので、いつもいるとは限りません。飼育員さんであっても、いつ出てくるかは分からないです! 

まあ、「広場にいないじゃないか!」となっても、ペンギンの散歩と違って時間が決まっているわけではないので、じっと待ち構えていればふらりと出てきてくれるかもしれませんよ。雪の中、じっと待つのは寒いかも知れませんが、寒さを味わうのも北海道の醍醐味なんでね。

出てくるペンギンの種類もまちまち。キングペンギンが出てくるときもありますし、写真の「キタジェンツーペンギン」が遊んでいるときもあります。「キタジェンツーペンギン」は頭頂部にある白い帯模様が特徴で、ペンギンの中でもっとも早く泳ぐそうです。立った状態の背たけは約50cm。ちなみに、キングペンギンが立ったときの背たけは約70cmですので、ぜひ見比べてみてはいかがでしょう?

こちらも「キタジェンツーペンギン」。歩く姿は「ペンギンの散歩」、遊ぶ姿は「トボガン広場」で、じっくり見てみましょう!

※写真提供:旭川市旭山動物園

【北海道ウォーカー/出村聖子】