新海誠監督によるアニメーション映画「君の名は。」が中国でも大ヒットを記録している。中国で12月2日に公開された同映画は、すでに中国における日本映画としては過去最高の興行収入を記録しており、今後も興行収入はまだ伸びていくものと期待されている。(イメージ写真提供:123RF)

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 新海誠監督によるアニメーション映画「君の名は。」が中国でも大ヒットを記録している。中国で12月2日に公開された同映画は、すでに中国における日本映画としては過去最高の興行収入を記録しており、今後も興行収入はまだ伸びていくものと期待されている。

 中国のネット上でも「君の名は。」について高く評価する報道は多く、また簡易投稿サイト・微博(ウェイボー)などでも、映画を見たユーザーたちから「非常に良い映画だった」などといった感想の声があがっており、中国でも高い評価を得ていることが分かる。

 中国メディアの環球網はこのほど、英メディアが「日本のアニメーション映画が中国の若者たちを惹きつけてやまない理由」を考察する記事を掲載したことを伝えた。

 記事は、中国には若い消費者が約2億人もおり、青少年をターゲットとしたエンターテイメント市場が急速に拡大していると紹介。また、中国の消費者はファッションや旅行、消費習慣にいたるまで「世界の流行」を追い求めていると指摘する一方、それだけでは日本のアニメーション映画「君の名は。」が成功した理由にはならないと指摘。

 続けて、「君の名は。」には世界的なスターが出演しているわけでもなく、また最新テクノロジーを駆使した映画だというわけでもないと指摘する一方、それでも中国で大ヒットしている理由は、過酷な現実から逃げたい中国の若者たちの「子どものころの古き良き時代を思い起こさせるためではないか」と論じた。

 中国では「君の名は。」が正式に上映される前から海賊版のDVDが出回っていたが、それでも映画の興行収入が日本映画として過去最高を記録したのは、それだけ「君の名は。」には中国の若者たちの足を映画館にまで運ばせる魅力があるということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)