11月1日から5日の期間において、中国上海市の国家会展中心で第18回中国国際工業博覧会が開催された。同博覧会は8つの専門展が設けられたが、そのなかには「ロボット展」や「工業オートメーション展」も含まれていた。(イメージ写真提供:123RF)

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 11月1日から5日の期間において、中国上海市の国家会展中心で第18回中国国際工業博覧会が開催された。同博覧会は8つの専門展が設けられたが、そのなかには「ロボット展」や「工業オートメーション展」も含まれていた。

 この博覧会には、産業用ロボットを製造する中国の大手企業「新松」も出展していたが、中国メディアの中国機床商務網が16日付で掲載した記事によると、新松に所属するある中国人エンジニアは「新松は確かに中国国内の大手だが、新松のブースはすべて海外企業のブースによって包囲されていた」という感想を漏らした。

 同エンジニアが言うところの海外企業には、スイスのABB、ドイツのKUKA、日本の不二越などが含まれていたという。記事は、博覧会を訪れた中国のロボット関連企業の関係者の話として、「中国と先進国の技術力は依然として大きな差があり、とりわけ日本のロボットやセンサーは非常に素晴らしい」と説明していたと紹介。
 
 さらに記事は、産業用ロボットを生産する中国企業は日本などから部品を買い付け、それを組み立てて製品化しており、中国国内で生産された部品が使用された産業用ロボットは相対的に少ないと説明し、「中国製造業の最先端の生産ラインにある産業用ロボットの部品は依然として日本などに依存しているのが現状だ」と指摘した。

 中国政府は製造業の高度化に取り組んでいるが、製造業の現場で使用される産業用ロボットは日本などを始めとする国々に依存せざるを得ないのが中国の現状だ。つまり、中国の製造業の高度化は日本の機械メーカーにとっては大きなビジネスチャンスだということだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)