キンバリー・ピアース Photo by Araya Diaz/WireImage

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 オーストリアの精神科医・心理学者ビクトール・フランクル(1905-1997)の世界的名著「夜と霧」が映画化され、「ボーイズ・ドント・クライ」やリメイク版「キャリー」で知られるキンバリー・ピアース監督がメガホンをとることがわかった。

 「夜と霧」は、ナチスの強制収容所から家族を失いながらも生還したフランクルがその体験を綴り、生きる意味を問うた思索の書。1947年の初版以降、24カ国語に翻訳され、1200万部以上が売れた世界的なベスト&ロングセラーとなっている。

 米ハリウッド・レポーターによれば、米Straight Up Filmsがこのほど本書の独占的な映画化権を獲得。これから脚本家の人選に入り、2017年中の撮影開始を目指すという。

 ちなみに、昨年の6月頃に、米ジャーナリストのジゼル・フェルナンデスとFuego Filmsが本書の映画化権を獲得したと報じられたが、今回のプロジェクトはまた別のものだと思われる。

 なお、フランスのアラン・レネ監督の1955年のドキュメンタリーに、やはりアウシュビッツ収容所を題材にした同名の「夜と霧」という作品があるが、こちらのほうが原題に忠実で、フランクルの書籍の原題は「Ein Psychologe erlebt das Konzentrationslager」(心理学者、強制収容所を体験する)、英題は「Man’s Search for Meaning」(生きる意味を探して)となっている。