クリスマスマーケット前に頑強なバリアを設置していた英バーミンガム(出典:http://www.mirror.co.uk)

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数日前からなんらかのテロ攻撃が強く懸念されていたというドイツのベルリンで、中心部にあるカイザー・ヴィルヘルム記念教会の近くに設置されたクリスマスマーケットに大型トラックが突っ込み、次々と買い物客らを轢いて少なくとも12人が死亡、48人以上が負傷したことが伝えられている。意図的な襲撃であった可能性が濃厚であるとして世界各地のクリスマスマーケットが緊張感に包まれているが、英ロンドンも例外ではない。ところがここは早くからテロ攻撃を警戒し、開催前にコンクリートのバリアを設置していたという。

英メディア『mirror.co.uk』が伝えているところによれば、イスラム過激派組織の「イスラム国(IS)」およびアルカイダが混雑の予想されるショッピングエリアにてテロ攻撃を計画しているとの情報が先月に流出し、世界中の警察当局が警戒感を募らせていたもよう。そんな中でベルリンのクリスマスマーケットに突っ込んだトラックは、時速64kmものスピードを出していたという。

クリスマスマーケットといえば、この時期には国内に150以上のマーケットが展開されるドイツの風物詩である。長い歴史を誇るニュルンベルクほか有名な数か所には世界各国から観光客が押し寄せるが、実は英ロンドン中心部、テムズ川沿いの「サウスバンク・ウィンターマーケット」もクリスマス時期の華やかなマーケットとして規模がますます大型化していた。ここではベルリンの事件のわずか11日前という今月上旬、買い物客を守る形でコンクリートのバリアが完成していたという。

またバーミンガムでも、大変な店舗数と来客数を誇る「German Christmas Market」を開催する前に車止めのボラード(柱)やコンクリートを内側に施した木製の壁を建設。いずれもそうしたテロ防止策を公表しており、大型トラックを使用しての攻撃を考えたテロリストの標的にならずに済んだともいえそうだ。

多くのところが今月25日〜29日あたりまで営業を予定していたクリスマスマーケットだが、ベルリンの事件が客足にどのような影響を及ぼすものか被害は計り知れない。なおドイツでは秋の「オクトーバーフェスト」も毎年のようにテロの標的とされることが懸念され、入場者の厳重な持ち物チェックが必要となる。今年は“リュック、カバン類持ち込みはお断り”として銃刀類の持ち込みを防いでいた。

出典:http://www.mirror.co.uk
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)