ライブの“盛り上げ役”ナンバー「PUPPY」を歌う際には、「持ってるものを全て手に握って、狂ってジャンプすればいい!」というホンギの声に、ファンたちはタオルや携帯やら、様々なものを振り回して乱舞状態。「Fire」では、ホンギがセンターステージから客席に降りて、会場の右から左まで猛ダッシュ。「これがFTの遊び方だ!」とでも言いたげな、エネルギッシュなステージを展開した。曲終わりには、ホンギがセンターステージ倒れこみ「この会場、でかい(笑)」と一言。「10年間ライブやってきてこんな大きいステージは初めてかも。うまくできると思ったけど、うまくできたかな?(会場から拍手) うん。俺もそう思う」と自画自賛をし、会場の笑いを誘った。

二度目のトークでは、スンヒョンに“マッサージ疑惑”が発覚。前日にマッサージの“もみかえし”で「腰が痛い」と話したスンヒョンに、ホンギが「おれが誘ったら行かないって言ったじゃん。そこ、本当に普通のマッサージさん?」と鋭い(?) 指摘。ジェジンは「へんなとこ」とコソりと一言。大焦りで「僕、そんな人じゃないです!」と否定するスンヒョンがかわいらしい。

そして「最後はもっとロックしようぜ!」というホンギの言葉から、「ONT OF LOVE」など、ハードロックナンバーを3曲続けてフィニッシュ。5人のエネルギーがガンガンぶつかり合う激しさ満点のステージングに、FNCをけん引するバンドとしてのプライドと貫禄を感じた時間だった。

観客と一体となって楽しめるエンターテインメント型ライブが魅力のCNBLUEは、ライブの鉄板曲を9曲準備。ミンヒョク(ドラム) 以外のメンバーが、常にメインステージとセンターステージを盛んに行ったり来たりしながら、会場をCNBLUE色に染めていたのが印象的だった。

1曲目「IN My Head」のイントロで、すでに雄たけびをあげていたヨンファは、一瞬音が止まった時に「おまたせ♥」とおどけ、クールさとキュートさが混在する魅力を発揮。「Where you are」で、ジョンヒョンがギターの“垂直弾き”パフォーマンスで魅せると、「Love girl」ではジョンシンがソロパートでしっかりと見せ場を作った。CNのライブでは恒例(?) となったヨンファの「ダンスがしたいです」宣言からの「Face to face」では、歌の途中でへんてこなダンスを踊ったり、“ぶりっ子ポーズ”を入れたり、観客とエアーキャッチボールで楽んだりと、ヨンファ劇場が炸裂。続く「Wake up」では、どんどん増していくハンドクラップのリズムに合わせ、観客と息の揃った「Wake up〜」の掛け合いを展開し、様々な声色とメロディラインで掛け合いを楽しむと、最後はヨンファが生声で「Wake up」をとどろかせるうれしいサプライズ。「Radio」では、ジョンヒョンの包み込むようなセクシーボイスと、ヨンファの血からずよく透き通る歌声のコントラストで楽しませた。

「今日は感動しました。前にも幕張でやりましたが、今日がもっと熱いです」と充実した表情を見せたヨンファ。5周年記念アルバムの収録曲「Glory days」を最高の笑顔で歌い、会場をハッピーな空気で包み込んだ。短い中でも、自由奔放に歌い、踊り、遊び、ファンとのコミュニケーションを楽しむCNBLUEらしいステージングを堪能できた時間だった。
6組のパフォーマンスの合間には、普段見られないソロステージやグループの垣根を越えたコラボステージが繰り広げられた。特にコラボステージでは、SF9が大活躍! ジミンはジュホを従えセクシーな絡みパフォーマンスを披露すると、それぞれソロアルバムから2曲を披露したFTISLANDのホンギ、CNBLUEのジョンヒョン、ヨンファの三人は、1曲をSF9を従えてパフォーマンス。三人三様の先輩っぷりを見せつけた。