文具店に行くと、各メーカーから様々なタイプのボールペンが売られているのを目にする。色はもちろん、ペン先の太さ、軸の太さや形状が異なり、その書き心地も千差万別。書きごたえを好む人、とにかく軽く書けるのを好む人・・・とそれぞれのニーズにこたえてくれる。これも日本の「こだわり」や「細かさ」の表れ、と言えそうだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 文具店に行くと、各メーカーから様々なタイプのボールペンが売られているのを目にする。色はもちろん、ペン先の太さ、軸の太さや形状が異なり、その書き心地も千差万別。書きごたえを好む人、とにかく軽く書けるのを好む人・・・とそれぞれのニーズにこたえてくれる。これも日本の「こだわり」や「細かさ」の表れ、と言えそうだ。

 中国メディア・今日頭条は18日、「どうして日本のボールペンは国産品より倍ぐらい高い値段なのか」とする記事を掲載した。記事は、中国のECサイト上で国産のボールペンが1本1-2元(約17-34円)で売られているのに対して、三菱やパイロットなど日本ブランドの製品は4-5元(約68-85円)の価格が付いていると紹介。「単に日本からの輸入品だからということでは当然ない」としたうえで、その違いは実際に書いてみれば分かると説明している。

 そして、日本ブランドと国産品の両方を使って紙に文字を書いた時や直線を引いた時の状況を比較する画像を掲載。日本ブランド品の筆跡はインクフローにムラが見られず、滑らかなに書ける印象を与えるのに対し、国産品では一部にかすれが見られたり、トメやハネにおいてインクが出過ぎてしまう現象が見られたことを紹介した。さらに、直線の上に水滴を垂らしたところ、国産品は滲んでしまったのに対し、顔料インクを用いている日本ブランド品はほとんど滲まなかったことも伝えた。

 記事は、ボールペンの加工生産には高いレベルの精度と、その精度を実現する技術が必要になると説明。また、日本ブランドのペンは人に優しい設計になっているものが多く、柄が少々太いものの長い時間手に持っていても疲れることがない、と評している。そして最後に「わが国のボールペンは、価格面で大きな優位性を持っている。しかし、工業生産において低価格は永遠に最高の競争力に成り得ない。製品の発展にはやはり、先進技術の研究開発と生産の進歩が必要なのだ」と結んだ。

 パソコンやモバイル端末の普及により、文字を書く時間は昔に比べると減っている。しかしそれゆえに、何か文字を書く機会がある時はより快適にスムーズに書きたいと思うのではないだろうか。「とりあえず書ければなんでもいい」から「自分の書きやすいペンを選びたい」という中国人消費者のニーズの変化が、中国産ボールペンの品質を高め、バリエーションを豊かにしていくことにつながるのである。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)