20日、澎湃新聞は、裸の写真を担保に借金をする「裸ローン」について、実際に借金をした女性に話を聞いた。写真は流出したファイルとされる画像。

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2016年12月20日、澎湃新聞は、裸の写真を担保に借金をする「裸ローン」について、実際に借金をした女性に話を聞いた。

中国で今年、話題になった「裸ローン」とは、金を借りたい女性が身分証とともに裸の写真を撮影し、返済できない場合はその写真が販売されたり、ばらまかれたりするというもので、少なからぬ女性の写真が実際に流出している。写真だけではなく、動画の撮影や売春を強要されるケースもある。では、女性たちはなぜリスクを承知で手を出してしまうのか。

取材に応じた女性は、写真が流出したことで通っていた大学から退学処分を告げられた。大学3年になったばかりのころだった。女性が「裸ローン」を利用したことは全校に知れ渡り、写真は知人の間で拡散した。女性は借金をする際、写真や動画だけでなく、親やルームメート、大学の指導員、自身の学生証の情報なども業者に渡していた。校内に居場所がなくなった女性に、大学側は「故郷に帰りなさい」と退学を言い渡した。

女性はもともと貧しい家の出で、金遣いも荒くはなかった。初めは持っていた携帯電話が壊れたため、新しくiPhone 6sを購入するために学生ローン制度を利用した。親に無心するのが忍びなかったためだという。そのうち、女性はまたタブレットが欲しくなり、ネット上のプラットフォームを利用した。こうして、ますます物欲が強くなった女性は深みにはまっていった。

「裸ローン」のやり取りのきっかけとして多く利用されていると言われるのが「借貸宝」と呼ばれるサイト。特徴は、借り手側は実名で登録する必要があるが、貸し手側は匿名が可能。金額や利率などはユーザー同士が決めることができる。「借貸宝」は関与を否定しているが、同サイトをきっかけに個別にやり取りをするケースが多いようだ。中国では現在、こうした簡単に借金ができるプラットフォームが乱立しているといい、安易に借りてしまう人が多いという。

女性は友人に借金をしたが、そのうち友人にも相手にされなくなり、親にも頼んだが首が回らなくなった。「裸ローン」には抵抗があったが、手を出すしかなかった。女性は指示通りに写真やみだらな動画を撮影。「自分は体を売っているだけで魂は売っていない」と信じていたという。しかし結局、金は返せず、写真や動画が衆目にさらされた。すべてが崩壊したと感じた女性は自殺も考えたと心境を話している。(翻訳・編集/北田)