17日、韓国・SBSテレビは、韓国南部、済州島の海女文化がこのほど国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたが、海女たち自身は非常に苦しい生活を送っていると報じた。写真は済州島の済州海女博物館。

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2016年12月17日、韓国・SBSテレビは、韓国南部、済州島の海女文化がこのほど国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されたが、海女たち自身は非常に苦しい生活を送っていると報じた。

11月30日(現地時間)、エチオピアで開かれたユネスコ政府間委員会で、「済州海女文化」の無形文化遺産登録が決まった。韓国では19番目となるこの遺産登録に祝賀ムードが盛り上がっているが、記事は、実際に済州島の海女たちが「遺産」にふさわしい待遇を受けているかどうかは疑問が残るとする。

SBSの取材陣が済州の海女の元を訪ねたところ、テレビカメラを向けるのを嫌がる海女が多い。海女の自分がテレビに映ることで、子どもたちに迷惑が掛からないかと心配しているのだ。それほどまでに、「海女という職業は恥ずかしく卑しいものだ」という古くからの偏見が世間に根付いていると言える。

SBSは「無形文化遺産への登録は、人類に教えを与えた彼女らを守り記憶しようという人類の覚悟だ」と表現、それにもかかわらず、遺産登録という誇るべき時に彼女らがむしろ息を潜めなければならず、若いなり手が少なく海女の高齢化が一層進む現状に懸念を示した。

しかし韓国のネットユーザーから寄せられたコメントをみると、この報道に反論するものが目立つ。

「今の時代、職業に貴賤などないよ」
「海女の年商は1億ウォン(約1000万円)を超える」
「海女さんはみんな高収入でしょ?何が恥ずかしいの?」

「今や済州島の海は済州島民のものではなく、4000人を超える海女が独占している」
「生活が苦しいから遺産に選ばれたんだよ。もし裕福だったら保存する価値もない」
「遺産に選ばれたら働かずに遊んでいろってこと?そんな考え方自体が未開」

「たくさんもうからなきゃ、誰も命を懸けて海に潜ったりしない。みんな食べていくためにしてるんだ」
「海女になりたい人は多いよ。ただ資格条件がとても厳しくてなれないだけ。実際、海女たちも自分の収入に関わってくるから、海女があまり増えてほしくないと思っている」(翻訳・編集/吉金)