北朝鮮の秘密警察である「国家安全保衛部」の名称が「国家保衛省」に変更されたことが確認された。

朝鮮中央テレビは18日、「全国に太陽の姿を輝かしめて」と題した番組を放送。万寿台(マンスデ)創作社が制作した金日成氏、金正日氏の銅像が各地に立てられたことを伝える中で、女性アナウンサーが次のように言及した。

「人民武力省と国家保衛省、江界(カンゲ)市と金日成軍事総合大学、万景台(マンギョンデ)革命学院、そして松涛園(ソンドウォン)国際少年団野営場と国家科学院をはじめとして、全国各地に偉大なる首領様方の銅像が高く奉られ、我が軍隊と人民は、偉大なる首領様方は永遠にわれわれと共にいらっしゃるという鉄の信念を、さらに固く心に刻むことになりました」

これによって国家安全保衛部が国家保衛省に改称されたことが、公式に確認された形となった。北朝鮮は今年6月に開催された最高人民会議で、国防委員会を国務委員会に改変した際、その傘下の人民武力部、人民保安部、国家安全保衛部の名称が変更されたと見られていた。北朝鮮では部が省より高位の組織と認識される。

人民武力部と人民保安部が、それぞれ「部」から「省」に改称されたことは、北朝鮮メディアの報道ですでに確認されているが、国家安全保衛部の国家保衛省への改称が確認されたのは今回が初めてだ。

脱北者であり「東亜日報」の記者でもあるチュ・ソンハ氏の記事によると、保衛部は1973年の創設以来1度も「省」の名で呼ばれたことがない。それほど保衛部が信任を得てきたことを意味するが、今回格下げとなった背景が注目される。