18日、韓国・朝鮮日報は韓国の福祉施設にほとんど捨てるような食品などが「寄付」として数多く送られている実態を報じた。資料写真。

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2016年12月18日、韓国・朝鮮日報は韓国の福祉施設にほとんど捨てるような食品などが「寄付」として数多く送られている実態を報じた。

先月末、70人余りが入所する韓国首都圏のある障害者施設に、「後援物品」としてチョコパイ数十箱が送られてきた。しかし数日後、かなりの数のチョコパイがごみとして捨てられることになった。施設に届いた時点で、流通期限(店舗に商品を陳列可能な期限)までわずか5日しかない古い品だったためだ。施設関係者のA氏は「流通期限が1週間も残っていないお菓子をくれるのは、ただ『代わりに捨ててくれ』ということではないか」とし、「こうした物品の贈り主らが所得控除を受けるため寄付証明の領収証まで持っていく」と不満を訴えた。「流通期限が過ぎても食べられないものではない」と言う人も少なくないというが、こうした施設が流通期限切れのものを入所者に出した場合、法的に問題が出てきてしまう。

同紙がソウル市内の福祉施設10カ所に「流通期限が迫った後援物品を受け取ったことがあるか」と尋ねたところ、7カ所が「ある」と答えた。このうちある児童施設には冷凍鶏肉約600羽分が届いたことがあったが、5年も冷凍保管された鶏だったため臭いがひどく、ほとんど食べずに廃棄した。こうした問題が後を絶たず、後援物品として食品を受け取らないことにした施設もある。

これについてソウル大社会福祉学科のク・インフェ教授は、食品を後援品として贈る際は流通期限を考慮するのが「常識的」だとし、「個人の後援だとしても、食中毒のような問題が起こる可能性があるため、政府機関がある程度の管理・監督をすべきだ」と指摘した。

韓国のネットユーザーからはこの問題に多数のコメントが寄せられている。

「人間は動物の中で一番悪い動物のようだ」
「流通期限まで5日のチョコパイはまだいいとして、5年もたった鶏はひどいな」
「本当に悪いやつらだ。逆に傷を与えてるじゃないか。まるで悪魔のプレゼントだ」

「これだからやっぱり現金の寄付が一番なんだけど、現金だと今度は慈善団体が横取りするから信用できない」
「流通期限は摂取可能期限ではないけど、気分的に嫌なのは仕方ないね」
「僕なら食べるけど、寄付するのはどうかと思う」

「どうして捨てちゃうの?チョコパイは冷凍しておいて食べてもおいしいのに」
「僕は文句を言わないから、くれるなら僕にちょうだい」
「チョコパイを寄付した人は悪くは言えないよ。でも鶏はね…」
「そのチョコパイがごみなら、軍の兵士は今までごみだけを食べてきたってことだ」(翻訳・編集/吉金)