18日、中国で自転車が再評価されている。きっかけはシェアリングサービスだという。写真は安徽省のレンタサイクル。

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2016年12月18日、中国で自転車が再評価されている。きっかけはシェアリングサービスだという。中国紙・参考消息(電子版)が伝えた。

ロサンゼルス・タイムズによると、かつて中国では驚くほど多くの自転車が走り回っており、社会的ステータスでもあったが、現在は自動車に取って代わられてしまった。中国交通部の統計では、20年前には6億7000万台あった自転車は、2013年には半減し、見向きもされない存在になっていたが、そうした状況が変わろうとしている。自転車のシェアリングサービスがスタートし、若い世代を中心に注目されている。

すでに複数の業者がサービスをスタートさせているが、中でも摩拜(MOBIKE)や共享単車(Ofo Bicycle)はスマートフォンを通じた配車サービスも行っている。なかなか利益にはつながっていないが、こうしたサービスは減速する経済の再活性につながるとして、中国政府も奨励している。

自転車はオレンジやイエローなどのポップなカラーを採用。摩拜の創業者の1人は、「都市部の渋滞や汚染が深刻になっていくのを見て、何かできることはないかと考えた」と話す。共享単車の創業者5人は北京大学在学中、学内のサービスとしてスタート。「ただ自転車を提供するだけでなく、新たな生活スタイルを提案したい」と話している。

こうしたサービスの誕生は中国の社会的価値観が徐々に変わりつつあることを示しており、北京で自転車が再び脚光を浴びる存在になっている。(翻訳・編集/岡田)