19日、英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、国際通貨基金(IMF)が、特別引き出し権(SDR)と呼ぶ準備通貨に中国・人民元を採用することを正式決定してから1年が経過したが、人民元の世界での使用量は縮小していると報じた。資料写真。

写真拡大

2016年12月19日、参考消息網によると、英紙フィナンシャル・タイムズは13日、国際通貨基金(IMF)が、特別引き出し権(SDR)と呼ぶ準備通貨に、ドルや円などに次ぐ5通貨目として中国・人民元を採用することを正式決定してから1年が経過したが、人民元の世界での使用量は縮小していると報じた。

中国人民銀行(中央銀行)によると、中国と海外との経常決済に占める人民元建て決済金額のシェアは、2010年の0%から15年の26%にまで急増したが、現在は16%にまで縮小している。

国際決済銀行(BIS)が3年ごとに実施する調査によると、13年の世界の通貨取引における人民元のシェアは9番目で、10年当時から順位を7つ上げた。16年は通貨別ランキングで8位となっている。

人民元の需要が減少した主な要因は、米ドルに対する継続的な下落と中国経済の見通しへの懸念だ。中国経済の成長率は四半世紀ぶりの低水準になっている。中国人民銀行が発表した11月末の外貨準備高は約3兆500億ドル(約348兆円)で、14年6月のピーク時から25%も減少している。(翻訳・編集/柳川)