12月16日にソフトオープンしたイオンリテール碑文谷

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 イオンリテールは12月16日、東京・目黒区に「イオンスタイル碑文谷」をオープンした。12月16日・17日の2日間は、「ソフトオープン」として、1階〜4階を先行オープンし、近隣に住む顧客やカード会員向けに招待会セールを開催。18日からは通常営業しており、5階〜7階は2017年春にグランドオープンする予定。イオンリテールが進める新しい都市型GMSの取り組みに注目が集まる。

 同店は1975年に「ダイエー碑文谷店」としてオープンし、今年春にダイエーからイオンリテールに移管後も、5月5日の閉店まで、41年間にわたり営業していた。旧ダイエーで全国でも屈指の売上高を誇った旗艦店でもあり、売場面積は1万5660平方メートル。駐車台数は608台。

 メインターゲットは、団塊ジュニアの子育て世代や働く女性、地元に住むシニア層で、フロア別にライフスタイル提案型の売り場を展開する。

 「イオンスタイル」は、従来のように同一フォーマットによる本部集中型の店舗展開ではなく、その地域や商圏の特徴にあわせてテーマやコンセプトの異なる店舗を展開する。イオンリテールの南関東カンパニー専務執行役員の大島学支社長は「GMSならではの品揃えはもちろん、実際に地元に住むお客様とミーティングやヒアリングをしながらニーズを反映した店舗にした」とマーケットインの発想での店づくりを強調した。

 1階は、働く女性を意識し、惣菜コーナーや手作りのベーカリー売り場などを充実させた。カットフルーツや煮物用の京野菜など、少人数世帯も意識する。

 2階は加工品や冷凍食品、チーズやワイン、リカーを展開。落ち着いた雰囲気のイートインコーナーを設けて、同店限定の前菜オードブルセットも用意する。家族やママ友が集う「碑文谷バル」として、ソムリエが要望にあったワインや生ビールの提供も行う。

 3階も働く女性を意識した美や健康をテーマにしたフロア構成。アクセサリーやバス用品のほか、イオンのコスメティックセレクトショップ「コスメーム」を東京で初出店した。クリニークやエスティ ローダーなど世界のブランドを自由に体験しながら選ぶことができる。

 4階はインテリアや寝具、キッチン用品、日用消耗品、薬局などを展開。キッチン用品を一緒に調理家電、寝具と一緒にドラム式洗濯乾燥機を展示するなど、テーマや暮らしのシーン別の白物家電の展示も特徴的だ。

 来年春にオープン予定の5階は「オトナの男性」向けに書籍やビジネス、メンズファッションを展開し、カフェ併設の書店も設置する。

 6階のキッズコーナーでは、母親と子どもがくつろげる空間を用意して、安心して買い物ができるようにする。さらに、オーガニック商材を充実させたマタニティコーナーや乳幼児対象のスキンケア用品も取り揃え、子育て層を支援する。最上階の7階は、スポーツやウェルネス、トラベルサービスなどの店舗やレストランを設置する予定。(BCN・細田立圭志)