19日、旅行予約サービス「楽天トラベル」は、2016年訪日旅行の人気上昇エリアランキングを発表した。

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2016年12月19日、旅行予約サービス「楽天トラベル」は、 2016年1月1日(金)〜2016年12月31日(土)間の楽天トラベル外国語サイトによる予約人泊数をもとに、2016年訪日旅行(インバウンド)の人気上昇エリアランキングを発表した。

前年同期比の伸び率が最高となり1位を獲得したのは、 2015年版の同ランキングではトップ10圏外だった香川県の高松・さぬき・東かがわエリアだった。

1位の香川県高松・さぬき・東かがわエリアが前年同期比+241.6%(約3.5倍)と大きな伸びを見せたのには、 3年に一度の「瀬戸内国際芸術祭」の開催が貢献したとみられる。 香川県・直島など瀬戸内の島々に点在する会場を周遊するため、 フェリーの発着地である高松を拠点に観光をする人が多かったことも要因の一つとなった。 また、うるう年である2016年は、通常とは逆周りのコースでお遍路をする「逆打ち」を行うとより御利益が高いと言われていることから、お遍路を目的とした旅行も人気だった。

2位の岡山県岡山市内では、国別でみると台湾からの利用客の予約人泊数が最も多く、7月のタイガーエア台湾による岡山−台北線就航が成長をけん引したと考えられる。岡山空港にLCC(格安航空会社)が就航するのは初めてで、中国・四国地方の台湾路線でのLCC就航も初だった。結果、岡山市内では前年同期比+200.0%(約3倍)、台湾の予約人泊数に限ると前年同期比+338.2%(約4倍以上)となった。

3位の福岡県 福岡市(天神・中洲・百道浜)・糸島は、2015年版の同ランキングでも2位を獲得しており、訪日客からの安定した人気を見せている。博多港が2015年のクルーズ船寄港数で日本一となり、周辺エリアが訪日客から一定の知名度を得ているなか、 2016年4月には天神地区に九州初の空港型免税店が開店したことなどが人気上昇を後押ししたとみられる。9月にエアプサンとティーウェイ航空という韓国のLCC2社がそろって福岡-大邱線に就航した影響もあり、同エリアの居住国別予約人泊数では、韓国が最多となった。

2015年版の同ランキングと比較すると、 2年連続で上位10位内に入ったのは福岡県福岡市(天神・中洲・百道浜)・糸島エリアのみで、ラインナップは大幅に塗り替えられている。また2016年版では、東京、富士山、箱根、京都、大阪といったメジャーな観光地をめぐる“ゴールデンルート”に属さないエリアがトップ10の半数以上を占め、訪日客のより多様な地域への関心の高まりがうかがえる結果となった。(編集/武藤)