今年もクリスマスの季節が到来し、街は美しいイルミネーションや、サンタクロースをイメージした飾りつけ、クリスマス関連の音楽であふれている。駅の商業施設でもクリスマスに向けたセールやイベントが開催されていて、電車を利用する人たちを中心に賑わっている。(イメージ写真提供:123RF)

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 今年もクリスマスの季節が到来し、街は美しいイルミネーションや、サンタクロースをイメージした飾りつけ、クリスマス関連の音楽であふれている。駅の商業施設でもクリスマスに向けたセールやイベントが開催されていて、電車を利用する人たちを中心に賑わっている。

 中国メディア・好奇心日報は17日、「日本の鉄道会社はどうして駅の中でデパートを開くのか」とする記事を掲載した。記事は、「駅ナカ」と称される駅内部の商業施設が鉄道会社にとって新たな収益ポイントになっていると紹介。かつて駅の中にある商業施設と言えばKIOSKなど鉄道各社自前の売店がメインだったが、近年では駅への出店で新たなビジネスチャンスを見出そうとする大手コンビニチェーンを呼び込むことで、より収益力を高めようとする動きがすすんでいることを説明した。

 また、より集客力を高めるための差別化も各鉄道会社で行われているとし、今月には阪急電鉄が日本ネスレと協力して4駅の構内にカフェスタンドを設置したことを紹介。1杯100円で飲料を提供するほか、鉄道会社を模した定期券や回数券といった割引サービスも行うなどの工夫を行っていることを伝えた。

 さらに、JR東日本が2010年に買収した高級スーパーの紀ノ国屋の店舗を上野や三鷹にといった主要駅に出し、ここだわりのショッピング空間を創出しているほか、東京メトロも表参道や銀座など購買力の高いエリアの駅に、雑貨店や飲食店が入居する商業施設Echikaを設置、高級感を打ち出しているとした。

 記事は最後に、日本の鉄道各社の取り組みは「日本の『駅ナカ』業態の『通過する駅から集う駅』という方向性を表しているのである」と説明している。

 かねてよりショッピングを愛好する中国人観光客にとって日本の都会にある駅は、単に「時間に正確」、「秩序正しい」という鉄道事情の印象のみならず、楽しいショッピングの場所としてのイメージも抱かせることだろう。そして、中国の鉄道文化との「違い」も感じるのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)