実力派キャストが結集

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 綾野剛の主演、熊切和嘉監督のメガホンで藤沢周氏の小説を映画化する「武曲 MUKOKU」に、前田敦子、風吹ジュン、小林薫、柄本明が出演していることがわかった。前田は、主人公・矢田部研吾(綾野)の恋人であるカズノに扮している。

 綾野と熊切監督が「夏の終り」(2013)以来、約3年ぶりにタッグを組み、芥川賞作家・藤沢氏が2012年に敢行した「武曲」を実写化。剣道5段の腕前を持つ研吾だが、酒浸りの日々を送っていた。そんなある日、研吾の師匠である光邑雪峯は、ラップに夢中な高校生・羽田融(村上虹郎)と研吾を引き合わせる。融は恐るべき剣道の才能を秘めており、触発された研吾は再び剣の道を歩んでいく。

 「クロユリ団地」「さよなら歌舞伎町」「イニシエーション・ラブ」などで高い評価を得た前田。今作出演にあたり、「熊切監督のすごく真剣に作品に向き合っている姿が素敵で、その前向きさに助けられました。 毎回シーンを撮った後の熱量がすごくて、確実に素敵なものになっているんだと思います」とコメントを寄せる。そして綾野との共演に対し、「綾野さん演じる研吾は、本当に男臭い男だなと。男同士のプライドの闘いっていうのは、男の人にしか分からないものがたくさんあると思いますが、そこまで熱くなれるのってかっこいい」と最敬礼だ。

 さらに光邑役の柄本は、「熊切監督には以前から興味があり、本作の脚本を読んだとき、『スターウォーズ』だと思いました」と述べた。風吹は研吾とカズノが通う小料理屋の女将役、小林は研吾の父で「殺人刀の使い手」と称される矢田部将造役を務めている。

 「武曲 MUKOKU」は、「そこのみにて光輝く」「オーバー・フェンス」の脚本家・高田亮と撮影・近藤龍人、「味園ユニバース」の音楽を手掛けた池永正二が参加している。2017年に全国で公開予定。