17日、英紙フィナンシャル・タイムズはこのほど、中国の対米輸出が7年ぶりに減少する見通しだと報じた。写真は米シアトル。

写真拡大

2016年12月17日、参考消息網によると、英紙フィナンシャル・タイムズは15日、中国の対米輸出が7年ぶりに減少する見通しだと報じた。

英ロンドンに本拠を置くスタンダードチャータード銀行は、16年1〜10月の数字に基づく年換算として、米国が中国から輸入した商品価値は4.7%減少し、世界金融危機の影響がピークに達した2009年以降で初の減少となる可能性が高いと発表した。

この予測はドナルド・トランプ氏が米国の次期大統領になることが決まる時期に発表されたもので、トランプ氏は中国を「為替操作国」として、中国からの輸入品に45%の関税を課す経済政策を掲げており、今後は中国からの輸入がさらに減少する可能性もある。

スタンダードチャータード銀行の米国担当上席エコノミスト、トーマス・コスターグ氏は、電子機器の輸出減少が貿易額全体を減少させた最大要因だと指摘する。中国が今年、米国に輸出した携帯端末やタブレット端末、ノートPCと関連製品の価値は4.8%減少した。

みずほ証券の香港法人によると、電子機器が対米輸出総額に占める割合は28%で、輸出価値は1320億ドル(約15兆5700億円)前後に上り、40.8%のシェアを占めているという。米国人の電子機器への興味が低下したことが中国の輸出低下につながったとみられるが、他にも靴類の輸出も1〜10月に14.4%減少し、衣類も輸出が減少している。(翻訳・編集/岡田)