原作者希望のキャスティングが実現 (C)テレビ東京 (C)福本伸行

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 福本伸行氏のコミックを池松壮亮の主演で実写化する連続ドラマ「銀と金」で、池松扮する主人公・森田鉄雄と並ぶもうひとりの重要人物、平井銀二をリリー・フランキーが演じることがわかった。また、マキタスポーツ、臼田あさ美、村上淳の出演も発表された。

 原作は「カイジ」「アカギ」で知られる福本氏が1992〜96年に手がけた作品で、何事もうまくいかずにギャンブルに浸っていた主人公の森田鉄雄が、裏社会を仕切る大物フィクサーの平井銀二と出会い、欲望にとりつかれた金持ちたちから多額の金を奪い取っていく様を描くドラマ。リリー扮する銀二は独自の哲学によって、森田を「条件」に当てはまる男として裏社会に引き込む存在で、悪魔じみた思考で悪党から金を搾り取っていく。そこには「巨悪を征するのはそれより大きな巨悪」という思想があり、最終的には有力な政治家を使って日本の経済界を支配しようとしている。

 リリーのキャスティングは福本氏たっての希望で、福本氏はその理由を「役者リリーさんでなく、人間リリーさんの“清濁併せ呑(の)む”雰囲気……それがもたらす、えも言えぬ迫力。要するに、悪人足りうる素質、素養をリリーさんに感じたから」と語っている。原作者からの指名を受けての登板に、リリーは「原作があるものを演じるのは、ファンの方もいるので難しいところもありますが、そこは福本先生のご指名、ということで温かい目で見守ってください」とコメント。「福本先生のセリフはドラマチックで口にするのは難しいのですが、原作のイメージと、現実のリアルさの間でどう演じるかを常に考えています。裏社会のフィクサーになるような男の内側の部分を演じられたらと思っております」と意気込んでいる。

 その他のキャストは、マキタスポーツが銀二とともに裏社会で生きる元警察官の安田巌に扮し、臼田は元新聞記者で、かつての経験を生かした情報収集能力で銀二たちをサポートする巽京子、村上は頭脳派として銀二を支える元検事の船田正志を演じる。

 2017年1月7日から、テレビ東京の毎週土曜深夜0時20分「土曜ドラマ24」枠で放送。