16日、英大衆紙サンはこのほど、北朝鮮・平壌に建設中の柳京ホテルが、着工から30年となる来年にも営業を開始する可能性があると報じた。

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2016年12月16日、参考消息網によると、英大衆紙サンはこのほど、北朝鮮・平壌に建設中の柳京ホテルが、着工から30年となる来年にも営業を開始する可能性があると報じた。

柳京ホテルは高さ330メートルで105階建て、客室数およそ3000室を擁する。平壌では数少ない超高層ビルで、市のランドマークでもあるが、1987年の着工からすでにかなりの期間が経過し、建設が進まずに廃虚と化し、地図からも消えていたことから「世界最大の廃虚」「世界で最も醜い建造物」と呼ばれたこともあった。

建設当初は、切手のデザインに採用され、海外にも大いに宣伝された。だが建設作業員のサボタージュや資金難、不安定な電力供給など問題が次々に起こり、外資の導入も実現せず、建設は半ば放棄されていた。

08年4月にはエジプト企業のオラスコム・テレコムから投資を受けることになり建設が再開された。だが長年放置されていたため、建物は弱っており、欧州ホテルチェーンのケンピンスキーも13年、開業計画を断念すると発表していた。

30年もの時間と、4億5000万ポンド(約662億7000万円)もの資金を投じられたこのホテルは、羊角島国際ホテルや両江ホテルとともに海外からの観光客を受け入れる計画だった。だがその内部がどのような状態になっているのかは知る由もない。(翻訳・編集/岡田)