中国では製造業の現場でオートメーション化が進んでおり、同時に産業用ロボットの導入が進んでいる。中国メディアの今日頭条によれば、中国の産業用ロボットの生産量は昨年より70%も増加したが、よりハイエンド向けの産業用ロボットの技術力および生産台数については依然として日本や米国の後塵を拝しているのが現状だ。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国では製造業の現場でオートメーション化が進んでおり、同時に産業用ロボットの導入が進んでいる。中国メディアの今日頭条によれば、中国の産業用ロボットの生産量は昨年より70%も増加したが、よりハイエンド向けの産業用ロボットの技術力については依然として日本や米国の後塵を拝しているのが現状だ。

 記事は、2015年の中国の産業用ロボットの生産台数は前年比21.7%増の3万2996台に達し、16年1-10月の生産台数は15年通年に比べて71.5%増の5万6604台にまで伸びたと紹介。中国国内で産業用ロボットの需要が伸びると同時に、生産台数も大きな伸びを示したことを紹介した。

 さらに、14年に全世界で生産された23万台の産業用ロボットのうち12万台以上、つまり全体の56%は中国が購入したものだと説明、これらのデータに基づいて産業用ロボットの分野における中国の進歩は目覚ましいと高く評価したが、製造業従業員1万人あたりの産業用ロボット導入数で見れば、「中国は世界平均を下回っているのが現状」と指摘した。

 さらに記事は、中国で使用されている産業用ロボットの「大多数は搬送や積み降ろし、家電、金属製造などの比較的簡単な領域に集中している」と説明。一方、中国で使用されているハイエンド向けの多関節の産業用ロボットは全世界で生産された台数の10%、溶接用ロボットは16%、自動車組み立て用ロボットは10%に過ぎないと指摘し、「中国のロボット企業は革新能力が低く、競争力という点でも日本や欧米の企業に敵わない」ため、ハイエンド向けの産業用ロボットは日本や米国などの外資メーカーによってほぼ独占状態にあると悔しさを滲ませた。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)