SKE48・須田亜香里に'16年の振り返りや印象に残っているMVなどについてインタビュー/撮影=大川晋児

写真拡大

SKE48初のMV集「SKE48 MV COLLECTION 〜箱推しの中身〜」が12月21日(水)に発売される。SKE48のシングル曲やカップリング曲のほか、AKB48のシングルに入っている「Escape」なども含む88曲が収録された、大ボリュームのMV集となっている。

【写真を見る】須田が「でも撮影だから頑張ろう」と臨んだMVとは?/撮影=大川晋児

今回はSKE48メンバーの須田亜香里にインタビュー。MV撮影の思い出や、’16年の振り返り&’17年の展望を語ってもらった。

――まず’16年の振り返りからお聞きしたいと思うんですが、今年のことで最初に何が思い浮かびますか?

やっぱりAKB48選抜総選挙ですね。総選挙から自分の流れが変わったと思います。

――AKB48グループの方は総選挙を起点に1年を考える人が多いですよね。

多いですね。1年ってぼーっとしていたらすぐ過ぎちゃうと思うんですけど、1年に1回、重く受け止めなきゃいけないイベントがあるというのは、何となく1年を過ごしてしまうのを防げるというか、「あれから1年たったんだ」とちゃんと思えるいい節目だと思います。今年は特に自分の内面を成長させてもらえました。“人に頼る”ということも覚えましたね。

――9月にはリーダーを務めるチームEの新公演「SKEフェスティバル」公演も始まりました。約3カ月たって変わってきたところもあると思いますが、いかがですか?

少しずつ踊りが体に入ってきましたし、 “表現する”ということはやっぱり楽しいですね。お芝居は演じる前にドキドキしちゃうんですけど、歌に乗せているから、曲の世界観に合わせて主人公になったつもりでいろんな人に変身できて楽しいです。

――音楽に乗せて表現するという点では、3月にミュージカル「AKB49〜恋愛禁止条例〜」で主人公の男子高校生・浦山実を演じました。

男の子を演じるために髪をバッサリと切りました。演技で悩んでいた分、役に近付いた感じがしてうれしかったです。

――演技で言えば、「痛快TV スカッとジャパン」(毎週月曜夜7:57-8:54、フジ系)のショートドラマにも出演されました。表現を楽しむ幅が広がったんじゃないでしょうか?

自分が経験していないことを役としてできることが、今はすごく新鮮に感じます。合コンとか恋とか、自分ができないことをできるというのは夢がありますよね。以前は自分のことをあまり好きじゃないからそう思っていましたけど、最近は自分の意思がちゃんとしていないとお芝居がふわっとしてしまうことに気付いたので、自分が嫌いだから他の人になることを楽しむのではなくて、今は自分を好きになりながら役に近付く時間も楽しむというのが理想です。“人に頼る”ことができるようになったのもお芝居がきっかけでした。

――そのきっかけとは?

それが「AKB49」のミュージカルだったんです。演出家さんに「おまえは一人でやってる」って最後まで怒られて、「何でこんなに一生懸命なのに『一人でやってる』って言われるんだろう」って、真意が分からなかったんです。元々人に頼ることが苦手だったので、怒られたことの意味になかなか気付けなかったんですけど、人に頼らないとお芝居はできないんだということを知って、人に頼ることって大事なんだと思いました。

“頑張る”って“自分一人で頑張る”ということだと思っていたので、それに気付いたことが総選挙にもつながったんだと思います。今年はお芝居でいろいろなことに気付いて、ファンの方とも絆を深めることができました。

――お芝居から総選挙といい流れできて、’17年に何かしたいことはありますか?

うーん、したいことですか…。

――今回お話を聞くに当たっていろいろ拝見したところ、「無人島に行きたい」というのが気になったのですが。

無人島にはずっと行きたいと思っていて、そういうロケにも挑戦したいんです。一人旅が好きなので、一般的な旅だったり無人島だったり、個人的に行きたいと思っているんですけど、どうせ無人島に行くんだったらカメラが回っていたらうれしいですね(笑)。自分に足りないものに気付かされると思うんですけど、最近は“素”を出すことに抵抗がなくなってきたので、どうなるのか試してみたいです。

――無人島以外で旅してみたいところはありますか?

中国語を勉強したので中国に行ってみたいですね。ニュアンスとか、行って初めて分かることもあると思います。中国語ってちょっとした違いで伝わらなかったりするので、勉強してきたことがあまり生かせなくて悩むでしょうけど、言語は使ってこそだと思うので、現地で使ってどんどん自分のものにしていきたいです。私は追い込まれないとやらないタイプなので、中国に行って、中国語で話さないとどうにもならないという状況に置かれて身に付くものがあると思います。追い込まれたいです、だから無人島に行きたいんですかね?(笑)。

――そこにつながるんですね(笑)。さて、12月21日(水)に発売されるMV集についてもお話を伺いたいんですが、須田さんの印象に残っているMVを教えてください。

いろんなMVの撮影をさせてもらいましたけど、一番楽しかった撮影は「パレオはエメラルド」です。逆に大変だった印象が強いのは、初めてのMV撮影だった「バンジー宣言」ですね。SKE48に入ってまだ2カ月くらいで撮影というものに全然慣れていないのに、早朝から雨の降る中でバンジージャンプを跳びました。でも、うまく撮れていなかったみたいで翌日もまた朝早く起きてバンジーをしたんですけど、今度は熱があって(笑)。その後にあったダンスシーンの撮影は、監督さんに「素晴らしい! あと1回だけ撮らせて」ってテンション高めに言われるのを30回くらい繰り返しましたね(笑)。汗をいっぱいかいたおかげで熱は下がっていました(笑)。

あと、MVでショックなのは“カットは付き物”ということですね。私は選抜に入ってもポジションが端の方だったり、ドラマ仕立てのMVでもストーリーにあまり関わらない役を任されることが多かったんです。20歳になってすぐ、「片想いFinally」のMVを撮影したんですけど、早朝の撮影でスクール水着を着ることになったんです。「20歳になったばっかりなのにスクール水着を着るのか…」って思いながら、「でも撮影だから頑張ろう」と、頭から水をかぶってびしょびしょになって無言のままスクール水着姿で歩くというシーンを撮ったんですけど、使われませんでした(笑)。

――確かにMVには入ってないですね(笑)。

「片想いFinally」はメンバー同士のキスシーンとか衝撃的なシーンが多かったんですけど、私のスクール水着という衝撃シーンは刺激が足りなかったんですかね?(笑)。他に自分がメインで映るシーンはなかったので、そこに気合を入れたんですけど。

「キスだって左利き」のMV撮影のときも、ミスもなくて、カメラが近寄ってきたときにいっぱいアピールして、誰よりもかわいくできた自信があったのに、映っていたのは“二瞬”。一瞬じゃなくて“二瞬”でした(笑)。そのときはかなりヘコみましたね。

――そんな「キスだって左利き」のMV撮影は北海道・函館だったと思いますが、ロケ撮影ならではの楽しみってありますか?

ロケ地が遠ければ遠いほどテンションが上がります。もはや観光メイン?(笑)。私はあまり生ものが得意じゃないんですけど、函館で食べたイカのお刺身はすごくおいしかったです。青森が見えるくらいの眺望の温泉にも入れましたし。「賛成カワイイ!」の撮影で行ったタイも、屋台を歩いて回ったりして楽しかったですね。カエルが意外においしかったり(笑)。

――最後に、今回のMV集に付く特典のMV衣装生写真について聞かせてください。

みんな自分が着る衣装を全員くじ引きで決めました。私が着たのは…言っていいのかな?

――まだ分からないので、ヒントにしておきましょうか。

私は今まで歌ったことのない曲の衣装になったんですけど、その衣装が同じチームEメンバーで昔からのSKEファンの福士奈央ちゃんがどうしても着たかった衣装だったみたいで。私がそれを引いた瞬間に「私もう○○じゃない」ってガッカリされました(笑)。SKEファンだった後輩がうらやむ、そんな衣装を着ましたのでお楽しみに!(笑)。