14日、韓国メディアによると、高高度防衛ミサイルの韓国への配備が決定した今年7月から4カ月連続で訪韓中国人観光客が減少しており、一時は中国人観光客であふれた済州島やソウルの明洞など、主要観光地の景気回復の兆しが見えない。写真はソウル・明洞。

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2016年12月14日、韓国のテレビ局MBCによると、高高度防衛ミサイル(THAAD・サード)の韓国への配備が決定した今年7月から4カ月連続で訪韓中国人観光客が減少しており、一時は中国人観光客であふれた済州島やソウルの明洞など、主要観光地の景気回復の兆しが見えない。

韓国を訪れる外国人観光客のうち、中国人の割合は年々増加し、48%に達している。昨年、中国人観光客が韓国で消費した金額は15兆ウォン(約1兆4900億円)に達する。

しかし、一時は中国人観光客を乗せた大型バスがひっきりなしにやって来ていた済州島の世界遺産・城山日出峰にも、10月以降、中国人の姿がほとんどないという。近くの食堂の店員は「感覚では以前の3分の1ほど」と語った。観光バスの運転手も、「運行するバスは30%くらいか?(中国人は)3分の2は減ったと思う」と話す。

その上、ただでさえ減っている中国人旅行客に対する「安物観光」の提供が、リピーターをさらに減らす要因にもなっているようだ。ある中国人観光客は「観光中に団体ショッピングが多過ぎて良くない。減らした方が良いと思う」とし、観光商品自体への不満を漏らした。

MBCは「事実上、中国人観光客が韓国の観光産業を支えており、その減少による打撃は大きい」とし、「重なる悪材料により消え去った中国人観光客で、観光業界はいつになく寒く長い冬を迎えることになる」と伝えた。

この報道に、韓国のネットユーザーからさまざまなコメントが寄せられている。

「後先考えずに、中国人観光客だけに依存してきた商売人の責任」
「収入が減ったんじゃなくて、元に戻っただけじゃないの?」
「韓国はいつから観光大国になったんだ。観光収入なんてそんなに多くないだろう」

「別にいいんじゃないか。明洞にある中国語の看板を韓国語に掛け替えられる」
「被害を受けている人たちには申し訳ないが、どこに行っても中国人観光客が多過ぎて国内観光も落ち着いてできない。少しくらい減ってもらった方がいい」
「中国人観光客の予約が入っていて食堂からも締め出されるような状態だから、少しくらい中国人観光客が減った方がいい」

「済州島も中国人ばかりになってしまったしな」
「THAAD配備と観光に何の関係があるんだ?」
「THAAD配備が問題じゃなくて、韓国が魅力的な観光場所ではないというのが本当の理由だと思う」
「ショッピングだけさせるようなパッケージツアーばかり売り出すから、こんなことになるんだ」(翻訳・編集/三田)