遠東航空提供

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(台北 17日 中央社)ファーイースタン(遠東)航空が、解散を決めているトランスアジア(復興)航空の再建に向けて、債権銀行団と交渉を進めていることが分かった。遠東航空の関係者によると、実現した場合には復興航空を「遠東聯合航空」と改名し、従業員の再雇用を行う。

遠東航空による再建のためには、銀行団が裁判所に申請を出し、許可を得る必要があるが、同社の関係者は楽観的な見方を示している。消息筋によれば、銀行側は来週、再建をゆだねるか検討するという。

遠東航空は、復興航空の従業員約1700人のうち、少なくとも1000人以上を遠東と同様の待遇で再雇用する方針で、同社ビルに「遠東聯合航空」が入居する。また、復興が保有する機材も大部分を引き継ぐとしている。

復興航空は2014年と2015年にそれぞれ40人以上の死者を出す墜落事故を起こし、経営が悪化。先月22日に会社の解散が発表された。同月29日には張国政・元交通部(交通省)民用航空局長が事業の引き継ぎに名乗りを上げたが、直後に断念している。

復興航空の労働組合は、遠東航空からより具体的な計画が出ることに期待を示す一方、解散発表後、遠東の募集に応じた従業員に提示された給与や福利厚生が、復興の半分程度だったと明らかにした。これにより、関係者は「漁夫の利を得ようとしている」という不信感を抱いたという。

(王淑芬/編集:杉野浩司)