経営合理化は「大切なものを活かす」発想がカギ

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中小企業が生き残っていくためには経営の合理化も必要ですが、むやみにスリム化ばかりを行っても窮屈になってしまいます。そこで必要になるのが、会社にとって本当に大切なものを活かすという考え方です。

合理化だけでは勝てない現実

バブル崩壊以降、多くの中小企業はずっと苦しい時代を生き抜いてきました。
その苦しさの原因を探っていくと、過剰なコストカットとダンピング競争にあったことは間違いないでしょう。
その結果は多くの経営者の方々が痛感しているとおり、「合理化だけでは大手には勝てない。体力を失うだけだ」というものだったでしょう。

問題は削る基準

だからといって、合理化をしないわけにはいきませんし、会社を経営していくうえで、それが悪いはずがありません。
問題は合理化をするにあたってなにを削るか、なのです。
なにを基準に進めれば、経営は上向きになるのか、です。

さらなるスリム化では目線が細かくなりがち

経営者の方々であれば、これまでだって経営のスリム化を進めてきたことでしょう。
いわゆるムダ取りは十二分に行ってきたはずです。
そんななかで、さらに合理化やスリム化を考えると、どうしても目線は細かくなります。
「電気をこまめに消し、ムダにトイレの水を流さない」といった重箱のスミをつつくようなことをしてしまいがちです。

節約ばかりでは士気が下がる

もちろん、それは悪いことではありません。
合理化の基本は節約です。
しかし、そこばかりに目がいきすぎると、正直、従業員の士気が下がってしまうでしょうし、それよりなにより、経営者自身の気持ちがそちらのほうに縛られて窮屈になってしまいます。

「ムダなもの」ではなく「大切なもの」を基準に

そういった状況を打破するために必要になってくるのが、透明資産の考え方です。
つまり、「ムダなものはなにか」という目線で探すのではなく、「大切なものはなにか」という目線で、もう一度、会社や社員、資産を見るのです。

判断を見誤らないことも重要

「大切なものを活かす」という発想をすることで、本当の合理化ができるようになります。
問題はその大切なものはなにか、その見分けがとてもつきにくいことです。
会社にとって本当に必要なものはなにか? 
そこの判断を見誤らないことが重要になってきます。

【まとめ】

・合理化にあたっては、なにを基準にすすめれば経営が上向くかが問題となります。
・「ムダなものはなにか」ではなく、「大切なものはなにか」という目線で資産を見ることが必要です。
・透明資産に気づき「大切なものを活かす」発想をすることで、業績を向上させることも可能なのです。
★ 「本当に大切なものはなにか」という目線で、会社の資産を見直してみませんか?

参考図書『社長! 「透明資産」に気づけば資金繰りが好転します。』東邦出版株式会社 (2016/11/1) 著者:小山範之