(写真=スターバックス・コリア公式HP)

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韓国で1000号店目となるスターバックスの新たな店舗がオープンした。記念すべき1000号店となったのは、ソウル江南区・清潭の店舗だ。

スターバックス・コリアが梨花大学前に1号店をオープンしたのは1999年。それからわずか17年で、韓国に1000号店を出したことになる。

世界を見渡しても、スタバが1000号店を突破したのは、アメリカ、カナダ、中国、日本、そして韓国だけ。それらの国々に比べると韓国は人口が少ないため、いかにスタバ人気が高いかがわかるだろう。

人気だけにトラブルも多い!?

その人気ぶりは、韓国国内の店舗数の増え方にも表れている。

2011年までは394店舗だったが、それから5年で1000店舗にまで増えている。店舗数とともに、売り上げも増加。2010年2421億ウォン(約242億円)から2015年7739億ウォン(約773億円)と3倍以上の売り上げを叩き出している。

韓国進出直後は“意識の高い女性が好む店”という印象もあったというが、前出の数字を見ればわかるように、今では幅広い層から広く愛されているのだろう。そのため、スタバを舞台にしたさまざまなエピソードがある。

ここ数カ月、韓国を揺るがしている政治スキャンダルも例外ではないのだから興味深い。

毎週末に行われるデモの現場近くにあるコンビニ店やカフェのなかには、デモ参加者に無料でコーヒーを提供したり、トイレを貸したりするところが少なくなかった。しかしスタバだけは違ったようで、賛否両論が巻き起こったこともあったらしい。

そんな韓国のスタバは日本にも影響を与えているかもしれない。

というのも、去る11月に日本で発売された “スタバプリン”はもともと韓国限定だったようで、韓国では日本に先駆けて2月から発売されているからだ。韓国での成功が日本進出を決定付けたのかもしれない。

日本のスタバといえば、韓国人旅行客が鎌倉のスタバで素晴らしいおもてなしを受けたエピソードが、ちょっとした話題になったことも。大阪の寿司屋で韓国人旅行客が「わさびテロ」を受けたとの騒動があった時期だっただけに、感激はひとしおだったようだ。
(参考記事:「日本人の親切に感動した!!」 韓国人が鎌倉で体験したほんわかエピソード

そんな心温まるエピソードが日本であった一方で、ドイツのスタバでは逆に韓国人が差別されたというニュースもあった。その際は抗議メールなどを送って、是正を訴えたという。

いずれにせよ、さまざまなエピソードが報じられるのは、韓国人がスタバに注目しているからだろう。今年はコーヒー専門店として韓国初となる、売り上げ1兆ウォンも視野に入っているというから驚く。

韓国のスターバックスにとっては1000号店オープンも、通過点に過ぎないのかも知れない。

(文=慎 武宏)