「ジェネラリスト」よりも「スペシャリスト」になるべき5つの理由

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ジェネラリストか、スペシャリストか。

新たなベンチャーやキャリアを進むときによく浮上するのがこの問題だ。そして、答えはだいたい同じだ。企業であれ個人であれ、スペシャリストになることが利益の最大化につながる--。

多くのスタートアップ企業はスペシャリストとして事業を始める。アップルのスティーブ・ジョブズやスティーブ・ウォズニアック、イーベイのピエール・オミダイヤなどの例を考えてみるといい。こうした起業家の中で、幅広いソリューションや全ての人が無条件に必要とするものを考案した人はいない。

彼らは市場のニーズを認識し、それに基づいて何か特殊性のあるものを考案し、その1つのソリューションを基に事業を築いたのだ。幸運なことに、買い手は特定の具体的な問題を解決してくれるビジネスに傾く傾向がある。

事業をするのなら、スペシャリストになることを考えるべきだ。その主な5つの理由は、以下のとおりだ。

1. スペシャリストはエキスパートと見なされる

特定の問題に詳しいほど、エキスパート(達人)に近づく。経験年数や顧客の数、執筆した記事や書籍の数などが、”エキスパートとしての”あなたの主張を支えるものとなる。これらの数字は、信頼性の証でもある。ジェネラリストにはこうした専門知識がないため、同じチャンスを手にすることはできない。

2. 顧客はエキスパートと仕事をする方を望む

十分な情報を持たない顧客は、選べるならば特定の問題について自分よりもずっと多くの知識を持っていると分かっている人と仕事がしたい。つまりスペシャリストの方がジェネラリストよりも、事業のマーケティングが楽にできるということだ。自分が販売している製品やサービスは具体的にどのようなものか、誰のためのものかを明確に説明できるからだ。

スペシャリストになれば、自分の仕事は何か、そして理想的なクライアントはどのような人なのかについて、顧客に具体的に説明するのがより容易になる。

3. スペシャリストの方が稼ぎがいい

どの業界を見ても、エキスパートの方が報酬がいい。一般外科医よりも心胸外科医の方が稼ぎがいいし、医学と法学の博士号を持っている医療ミス専門弁護士の方が、企業の顧問弁護士よりもずっと高収入だ。

また、ロゴのデザインを専門にしているグラフィックデザイン会社は、一般的な料金よりも高い料金を取ることができる。ある特定分野を専門とするプロを雇っていることをクライアントも理解するからだ。ほかの条件が同じなら、顧客はジェネラリストではなくエキスパートを雇いたいと考える。

4. スペシャリストの方が効率的だ

業務の1つの側面を(大まかに理解するのではなく)深く掘り下げると、同じような問題や状況に直面することも奥なり、得るものがある。1つのことに特化すればするほど、そのテーマについて詳しくなる。その結果、クライアントが問題に直面した時に、より迅速に状況を認識し対処を行うことができる。”勉強”に時間を費やしたお陰だ。

スペシャリストになれば、より短い時間でより多くの、より質の高い仕事をすることができる。それこそが効率性だ。

5. 先手を打ち続けるのがより簡単になる

自分の専門技能や事業について確固たる基礎知識が身に付けば、それまでよりも楽に、さらなる専門知識を取得することができる。新たな情報が共有されたらすぐに、容易にそれを自分の知識に加えることができるのだ。

例えば照明のスペシャリストは、進んで製品やデザイン、吊るしの技術などについての最新情報を取り入れている。一方で一般的な便利屋は、クライアントからの指示に依存しがちだ。その仕事の成果はより革新性に欠ける。ヒューズが飛んだり発火したりというミスをする可能性もより高い。

1つのことを専門に追求することで、より特化した専門知識の取得につながる。それによって事業の売り込みがより楽にできるようになり、多くの場合、その専門的な知識や技能に進んで割増料金を払う傾向にある”正しい”顧客を引きつけることができるのだ。