人と機体の一体感を向上するデザインとされる

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 本田技研が2013年のモーターショーに出展して大いに話題を呼んだユニカブ・ベータ。電気モーターとセンサーを組み込んだストールタイプのパーソナルモビリティ。電動スクーターの一種ともいえるけれど、移動してそのままデスクにも行けるなど、いわゆるシームレスな移動を可能にする交通手段として当時から話題を呼んでいた。

 2016年12月14日付けのプレスリリースで本田技研はユニカブ・ベータの羽田空港における実証実験を開始すると発表。「2017年1月13日(金)〜22日(日)の10日間、羽田空港第2旅客ターミナル2F出発ロビーにて、空港利用者を対象としたUNI-CUB β体験エリアを用意するとともに、出発ロビー内の移動にも利用」できるとされている。

「進みたい方向に体を傾けて重心移動するだけで前後左右、斜めと自由に進むことができ、着座型で肩幅に収まるコンパクトなサイズ」(本田技研)と謳われるユニカブ・ベータ。「ASIMO」を開発する本田技研によるヒューマノイドロボット研究で開発されたバランス制御技術や全方位駆動車輪機構(Honda Omni Traction Drive System)を活用している。

 実際に乗った経験からすると、すぐ慣れて、すいすいと(時速6キロまで)走り回ることが出来るのだ。


「新たな利用シーンの拡大・普及と、今後の実用化に向けた取り組みを加速」と本田技研ではする。実際、パーソナルモビリティの研究開発は、トヨタ自動車やアイシン精機などもプロトタイプを発表するなど、自動車メーカーが熱心に取り組んでいることのひとつだ。

 パワートレインはあるていどまで電気自動車と並行して開発も可能であり充電インフラは共用できるだろうから、近い将来移動のありかたが変わることも予想される。

 販売計画は未定というが、最近問題になっているとりわけ公共交通過疎地に高齢者の移動手段としても大きな可能性を秘めている。