14日、日本でカニの産地に中国語を話す人々が多数姿を見せている。写真は上海ガニ。

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2016年12月14日、日本でカニの産地に中国語を話す人々が多数姿を見せている。目的はモクズガニだという。華字紙・日本新華僑報が伝えた。

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中国では上海ガニ(チュウゴクモクズガニ)の本場・陽澄湖は年間2000トン程度に漁獲制限されているが、日本のモクズガニと中国の上海ガニは近縁種で、調理した味もよく似ている。ある業者は、日本国内の中華料理店から個人まで中国人客が次々にやってきては買っていき、数十キロまとめて買っていく人も多く、いつも用意したモクズガニは昼には完売すると明かす。

中国人が次々に買いに訪れる理由は味だけではない。陽澄湖産の上海ガニはキロ当たり日本円で8000円ほどが相場だが、栃木県の那珂川で取れたモクズガニは3000円程度とかなり割安なため、人気となっているのだという。

東京在住のある中国系女性は、中国に帰国しても上海ガニを食べる機会にはなかなか恵まれず、すっかり懐かしい味になってしまったが、主婦友達に栃木県産のモクズガニを薦められた。味は上海ガニにそっくりなのに、値段は中国よりもだいぶ安いため、友達と一緒によく買いに行くという。「遠く離れた場所で故郷の味が楽しめてとてもうれしい」と話している。(翻訳・編集/岡田)